▼ニュースのポイント
①FRONTEOは同社が開発した「liGALILEO」の機能を拡張した。
②liGALILEOは同社独自の自然言語解析AIエンジンを活用した、創薬支援AIシステムだ。
③今回の機能拡充では、評価項目に「安全性」と「画期性」が追加され、これまで以上に、多面的に解析することができるようになった。
機能拡充を発表
10月3日、FRONTEOは同社が開発した「liGALILEO」の機能を拡充したことを発表した。
liGALILEOは同社独自の自然言語解析AIエンジンを活用した、創薬支援AIシステムだ。
論文や医学薬学データを基に、遺伝子の創薬標的を効率的、客観的に分析する。
標的遺伝子の評価指標をAIがスコアリングして提示するため、創薬標的の選定を行う専門家の業務を高速化・効率化することができるのである。
今回の機能拡充では、評価項目に「安全性」と「画期性」が追加。これまで以上に、多面的に解析することができるようになった。
医薬品開発における課題を解決
医薬品開発において、開発初期段階で有望視されていた標的遺伝子・分子を、実際に医薬品として製品化できるのは、2万~3万分の1と言われている。
しかも、開発期間が10~15年と長く、開発費用が約1000億円も必要だ。
このような課題を解決するには、標的遺伝子・分子を絞り込む段階で、AI活用などの新しいアプローチが求められている。そこで同社は創薬支援AIシステムとして、liGALILEOを開発。
今回実施した機能拡充では、標的遺伝子が重篤毒性を持つ可能性を評価する安全性、評価対象遺伝子を標的にした医薬品の開発状況の解析ができるようになった。
(画像はプレスリリースより)
FRONTEO プレスリリース
https://www.fronteo.com/20221003▼会社概要
AIソリューション事業やリーガルテックAI事業を手掛ける企業。
会社名:株式会社FRONTEO
代表:守本 正宏
本社所在地:東京都港区港南2-12-23 明産高浜ビル(受付8階)