▼ ニュースのポイント
①ポーラ化成工業が建設業3社の建設現場で「熱中症リスク判定AIカメラ」の実証試験を開始。
②「熱中症リスク判定AIカメラ」は、カメラに顔をかざして熱中症リスクを判定する。
③実証試験でAIカメラの有用性や設置場所を検証する。
建設業3社の建設現場で実証試験を開始
ポーラ化成工業は6月26日、竹中工務店、太啓建設、三和建設の建設現場にて、「熱中症リスク判定AIカメラ」の実証試験を開始し、有用性を検証すると発表した。
「熱中症リスク判定AIカメラ」は、熱中症リスク判定AIのアプリケーションを搭載したタブレット端末のカメラに顔をかざして熱中症リスクを判定するというもの。同社が豊田工業高等専門学校、DUMSCOと連携し開発してきた熱中症予防システムだ。
リスクの高い作業員の体調確認を優先して実施
同社は6月~9月、3社の建設現場から選定した施工内容や規模などが異なる複数の現場に熱中症リスク判定AIカメラを導入し、実証実験を行う。
実証では、建設現場の休憩所の入り口などに設置したタブレット端末のカメラに、作業員が1日複数回、顔をかざして熱中症リスクを判定する。
リスクが高いと判定された場合は、作業員が自ら監督者などに申告し、監督者らがその作業員の体調確認を優先することで熱中症の発症を未然に防ぐ。
今回の実証では、AIカメラの導入が、現場管理者らにとって安全管理・工程管理に有用となるか、また、作業員自身の健康意識の向上につながるかを検証する。さらに、カメラの最適な設置場所や運用などについても検証し、2024年夏に向けて改良を進めるとしている。
(画像はプレスリリースより)
ポーラ化成工業 ニュースリリース
https://ir.po-holdings.co.jp/▼ 会社概要
ポーラ化成工業は、ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担う企業。
社名:ポーラ化成工業株式会社
代表取締役:釘丸和也
所在地:神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560