▼ ニュースのポイント
① 災害時の浸水情報を三次元表示するシステムの実証を実施
② 「Plateau」の建物情報と組み合わせて3D表示
③ 被害状況の高い再現性と視認性を確認
衛星データとSNSから災害時の浸水情報を取得
Specteeが一般財団法人リモート・センシング技術センターと、災害時の浸水情報を三次元表示するシステムの実証を実施、その結果を6月8日に公開している。
同実証はデジタル庁「デジタルツイン構築に関する調査研究」事業の一環として実施。衛星データとSNSから取得した災害時の浸水情報を、空間ID単位で管理・ベクトルタイル化し、国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの設備・オープンデータ「Plateau」の建物情報と組み合わせて3D表示することで、被災時の街・建物の浸水状況の再現を行った。
また、3D地理空間可視化プラットフォーム「Cesium」と、3D表示ソフト「Photorealistic3Dタイル」を組み合わせて使用。被害状況の高い再現性と視認性が確認できた。
リアルタイム性の高い避難誘導や救命活動の支援にも活用
上記の浸水情報や空間IDで3次元に可視化することで、被災状況の把握だけでなく、振り返り情報としても効果的に活用が可能となる。
Specteeによれば将来的に、より高度なデジタルツイン技術を取り入れることで、リアルタイム性の高い避難誘導や、救命活動支援の活用への期待があるとしている。
(画像はプレスリリースより)
Spectee プレスリリース
https://spectee.co.jp/pr20230608/Specteeのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000016808.html▼ 会社概要
Specteeは「危機を可視化する」をミッションに、データ収集やその解析によるシミュレートによってリスクを見える化。その先に起きる被害を予測するAIリアルタイム危機管理サービス「Spectee Pro」などの提供を行っている。
社名:株式会社Spectee(英語表記:Spectee Inc.)
代表取締役CEO:村上 建治郎
本社所在地:東京都千代田区五番町 12-3 住友不動産 五番町YSビル 3階