▼ ニュースのポイント
①小田急電鉄が「WOOMS」を活用した廃棄物収集業務DXの実証を相模原市津久井地域にて開始。
②「WOOMS」を活用した最適ルートの作成などでCO2排出量の削減効果を検証。
③山間部における不法投棄問題で、報告書作成の事務処理効率化やペーパーレス化などを検証。
相模原市津久井地域にて実施
小田急電鉄は6月12日、廃棄物収集を効率化する「WOOMS(ウームス)」を活用した実証実験を、2023年6月19日~2024年3月31日に相模原市津久井地域にて実施すると発表した。
「WOOMS」は、テクノロジーを活用し、「収集・排出サポート」と「資源循環サポート」を行うウエイストマネジメント事業。
同社では、鉄道・不動産に次ぐインフラ事業として2021年9月から始動し、神奈川県座間市や名古屋市などに提供している。
実証概要
今回、実証を実施する津久井地域は、人口の多い平野部や住居が分散する山間部を有するエリア。
実証では「WOOMS」を活用し、この居住エリアにおける家庭ゴミ収集の最適ルートを作成し、走行距離短縮によるCO2排出量の削減効果検証を行う。
また、各収集車の収集進捗状況をリアルタイムで把握し、フォローしあうことで作業時間の短縮効果と、走行距離短縮によるCO2排出量の削減効果を検証する。
さらに、山間部における不法投棄問題への対処として、巡回パトロール中に「WOOMS」搭載のタブレットで不法投棄現場を撮影して位置情報を電子地図にプロットし、収集ルートを自動生成する。
これにより、報告書作成の事務処理効率化やペーパーレス化、収集車をスピーディーに走行させることができるかを検証するとしている。
(画像はプレスリリースより)
小田急電鉄 ニュースリリース
https://www.odakyu.jp/▼ 会社概要
小田急電鉄は鉄道事業や不動産賃貸業などを行う企業。
社名:小田急電鉄株式会社
代表取締役:星野 晃司
所在地:東京都新宿区西新宿1丁目8番3号