▼ ニュースのポイント
①ミサワホームが耐久性診断の劣化状況判定にAI画像解析システムを導入。
②防水状況によって構造体に大きく影響する、屋根、外壁、シーリングの3点が対象。
③オーナーに、より正確で客観的な診断結果を説明できる。
屋根、外壁、シーリングの劣化状況を判定
ミサワホームは6月14日、同社が施工した戸建住宅の10年目以降における耐久性診断にて、屋根、外壁、シーリングの劣化状況判定にAI画像解析システムを順次導入すると発表した。
同社は1966年に業界初となる「住宅保証制度」を導入し、業界最長レベルの保証制度を整備。同制度の定期点検や耐久性診断では、オーナーへの適切な住まい方やメンテナンスの提案も行っている。
建物の資産価値維持をサポート
今回、同社では、建物診断サービスのさらなる向上をはかり、2万枚超の画像を機械学習したAI画像解析システムを開発。診断時に担当者が使用するiPhone・iPad専用アプリの新機能として追加した。
同システムは、防水状況によって構造体に大きく影響する、屋根、外壁、シーリングの3点を対象に、10年目以降に実施する耐久性診断に用いられる。
耐久性診断では、担当者が撮影した画像を元に、AIが同3点の劣化状況を即時に解析・数値化し、診断結果が、同社の耐久性診断レポート作成システムに自動で組み込まれる。
また、担当者の知識や経験に依存することなく、より正確で客観的な診断結果がその場でオーナーに説明される。
これにより、建物の資産価値を長く保つための適切な維持・管理方法が明確化され、より安心で信頼度の高い耐久性診断が実施できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
ミサワホーム ニュースリリース
https://www.misawa.co.jp/▼ 会社概要
ミサワホームは、建物の製造・販売、リフォームなどを手がけるハウスメーカー。近年は街づくり事業や介護事業なども展開している。
社名:ミサワホーム株式会社
代表取締役:作尾徹也
所在地:東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル