▼ ニュースのポイント
①JCBが加盟店の審査・登録プロセスにAIを活用し自動化。
②審査・登録期間が大幅短縮。
③審査精度が持続的に向上。
加盟申請の大幅増加でスピード向上のニーズ
JCBは6月16日、加盟店の審査・登録における新たなシステムをリリースしたと発表した。同システムにより、審査・登録期間の大幅短縮と審査精度の持続的向上が可能となるとしている。
同社によると、キャッシュレス決済市場の拡大により、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済などの加盟申請が大幅に増加。決済代行サービス事業者を通じた加盟店(店子)との取引も拡大していることから、加盟登録までのスピード向上が求められているという。
審査の自動化でリードタイムを大幅短縮
新システムでは、EC決済代行サービス事業者が自ら加盟店情報をアップロードでき、瞬時に不備チェックの判定を行う。また、定められたロジック内での審査を自動化したことで、リードタイムの大幅短縮と業務の削減を実現した。
これにより、加盟店が申請を受領して事業者に回答するまでの期間は、従来の2~3日営業日から大幅に短縮され最短4時間となる。
さらに審査精度も、AIが過去データの学習と外部情報の収集・分析を行うことで持続的向上が可能となった。
同システムはクラウド基盤上で開発しているため柔軟にサービスを拡充できるという。現在は「店頭決済代行サービス事業者」向けの開発に着手し、今後も加盟店のニーズに沿った機能を適宜リリースするとしている。
(画像はプレスリリースより)
JCB プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000791.000011361.html▼ 会社概要
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