▼ ニュースのポイント
① AI解析を用いて吹雪視程する技術を開発
② 人の目視での読み取り結果と照合、合致率が約90%に
③ 濃霧発生時も良好な精度で視程検知が可能なことを確認
AI解析を用いて視程判定する技術を開発
Specteeが一般財団法人 日本気象協会と、道路上設置カメラからの画像を基に、AI解析を用いて吹雪視程する技術を開発し、人の目視での読み取り結果と照合した結果、合致率が約90%になったと6月1日に発表している。
降雪や吹雪による視程悪化などによる障害は、重大な交通事故や大規模車両滞留につながる可能性があり、従来は視程計やカメラ画像を人が監視することで、道路の視程検知を行ってきた。
しかし目視による視程判定結果は人によって異なるといった課題があり今回、カメラからの画像をAIが判定し、人による目視と照らし合わせて精度を検証した。
濃霧発生時も良好な精度で視程検知が可能なことを確認
同検証は2022年7月冬期に行われ、同合致率が全体で88%と高精度に判定できることを確認。50m未満と100m未満のように、1階級の誤差を許容すれば合致率が99%になることも分かった。
また、濃霧発生時も良好な精度で視程検知が可能なことを確認。同技術を活用することで、広域的な道路の視程状況を短時間で把握し、より網羅的な状況把握や適切な注意喚起ができるようになる。
Spectee プレスリリース
https://spectee.co.jp/pr20220601/Specteeのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000016808.html▼ 会社概要
Specteeは「危機を可視化する」をミッションに、データ収集やその解析によるシミュレートによってリスクを見える化。その先に起きる被害を予測するAIリアルタイム危機管理サービス「Spectee Pro」などの提供を行っている。
社名:株式会社Spectee(英語表記:Spectee Inc.)
代表取締役CEO:村上 建治郎
本社所在地:東京都千代田区五番町 12-3