▼ニュースのポイント
①YuMakeは奈良先端科学技術大学院大学と共同研究をスタートした。
②この共同研究は、個人の体感を考慮した気象データ活用をテーマにしている。
③参加型センシングのシステムを使って、個人ごとの体感温度を明らかにし、日常生活に活用することを目指す。
体感温度に関する共同研究
5月9日、YuMakeは奈良先端科学技術大学院大学と共同研究をスタートしたことを発表した。
今回の共同研究は、個人の体感を考慮した気象データ活用をテーマにしている。
「体感温度」は、気温に風や湿度などの気象要素を組み合わせて表現する、人の肌で感じる温度の感覚を数値で表現したものである。海外ではこの体感温度が、屋外作業やマーケティングなどの場面でよく活用されているが、個人差が大きいことから、日本ではあまり活用されていない。
奈良先端科学技術大学院大学の研究室では、参加型センシング技術を応用し、個人の感じ方や体感をIoTデータで推定する研究を行っている。
そこで、気象データサイエンス企業であるYuMakeと共に、この参加型センシングのシステムを使って、個人ごとの体感温度を明らかにし、日常生活に活用することを目的に同研究をスタートした。
アプリをリリース
この共同研究では、個人が感じている体感温度を「じぶん温度」と名付けた。このじぶん温度をAIが解析して算出する。
共同研究第1弾として、体感温度を記録すると、じぶん温度を知ることができるアプリ「sorashiru」をリリースした。このアプリは日本全国に対応しており、無料で利用できる。
同アプリを活用すると、天気予報とじぶん温度を合わせて確認することができるため、じぶん温度予報を考慮しながら予定を決めることが可能だ。また、地図上で、他の参加者がどのように感じているかを確認することもできる。
(画像はプレスリリースより)
YuMake プレスリリース
https://www.yumake.jp/press20230509/▼会社概要
気象情報提供・気象データソリューション事業、防災・減災ソリューション事業、共創課題解決ソリューション事業を手掛けている企業。
会社名:YuMake株式会社
代表:佐藤 拓也
所在地:大阪市中央区備後町3-6-2 大雅ビル10F