▼ニュースのポイント
①MILIZEは「健康資産」を開発した。
②同ソリューションはAI健康可視化ツールであり、花王の「仮想人体生成モデル」を活用して開発を行った。
③健康を維持できるよう意識づけするために、AI健康可視化ツールによって現時点での健康資産額を推定して可視化し、健康につながる行動変容を促す。
健康につながる行動へと導く
5月8日、MILIZEは「健康資産」を開発したことを発表した。
同ソリューションはAI健康可視化ツールであり、花王の「仮想人体生成モデル」を活用して開発を行った。
仮想人体生成モデルとは、花王とPreferred Networksで開発した統計モデルであり、健康診断などからわかる身体に関する項目や、ライフスタイルや趣味嗜好が影響する項目など、幅広く1800以上の項目を網羅している。
1つの項目にデータ入力すると、別の項目の推定データを出力することができ、入出力する項目は自由に選ぶことが可能だ。
健康であることは資産である
厚生労働省が発表した令和2年度の国民医療費の概況によると、令和2年度の国民医療費は42兆9665億円であり、その中の26兆4315億円は65 歳以上の国民に使われている。人口1人当たりの国民医療費は、65歳未満は18万3500円、65歳以上は73万3700円であった。
同社は「健康であることは資産である」と考えており、健康を維持できるよう意識づけするために、AI健康可視化ツールによって現時点での健康資産額を推定して可視化し、健康につながる行動変容を促す。
同ツールでは、「健康ランクと健康資産額の推計」、「健康レコメンド」、「健康ポイント」などの機能を備えているが、今回は健康ランクと健康資産額の推計機能がリリースされた。今後、順次リリースしていく見通しである。
健康ランクと健康資産額の推計機能では、健康検診や行動データを入力すると、それらから健康資産ランクを導き出し、健康資産額を推計する。健康資産額とは、「平均的な余生の医療費」から「ユーザーの予想医療費」を引いた金額だ。
この機能は医療目的での利用を意図しておらず、疾病の診断や治療、予防を目的にしているものではない。
(画像はプレスリリースより)
MILIZE プレスリリース
https://milize.co.jp/news/20230508_5394▼会社概要
AI・ビッグデータサービス事業、個人資産形成支援事業、金融・市場サービス事業などを手掛けている企業。
会社名:株式会社MILIZE
代表:田中 徹
所在地:東京都港区芝浦4丁目12番38号CANAL GATE SHIBAURAビル