▼ ニュースのポイント
①日本ディープラーニング協会が「第4回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2023」の結果を発表。
②大島商船高等専門学校の事業アイデアが最優秀賞を受賞し、企業評価額は3億5000万円となった。
③同事業アイデアは、養殖場の魚を水中ドローンとAIで管理し、魚を均一に成長させて出荷するというもの。
高専生の事業アイデアの企業評価額が3億5000万円
日本ディープラーニング協会は5月1日、協会主催の「第4回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2023(DCON2023)」にて、大島商船高等専門学校が最優秀賞を受賞したと発表した。
DCON2023は、高専生による「ものづくり技術」と「ディープラーニング技術」を活用した事業アイデアの企業評価額を競うコンテストで、本選は4月28日・29日に開催された。
本選では、実行委員長の東京大学大学院教授 松尾豊氏らが見守る中、二度の予選審査を勝ち抜いた日本やモンゴルの高専生10チームが事業化を想定したプレゼンテーションを行った。
水中ドローンとAIで養殖場の魚の成長を均一化
コンテストで見事最優秀賞に輝いたのは、大島商船高等専門学校 Smart Searcher 開発LABチームの事業アイデア「Smart Searcher NEO」で、企業評価額は3億5000万円となった。
同校の事業アイデアは、養殖場の魚を水中ドローンとAIで管理し、成長の遅い魚を選別して餌をやるというもの。魚を均一に成長させてから出荷することで、養殖ビジネスの損失を減らすことができるとしている。
評価コメントによると、日本や世界の水産業を変えるという期待を込めてこのような評価金額となったという。
(画像はプレスリリースより)
日本ディープラーニング協会 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000028865.html▼ 協会概要
日本ディープラーニング協会はディープラーニングを事業の核とする企業や有識者が中心となり、産業の健全な発展のために必要な活動を行っている。
協会名:日本ディープラーニング協会
理事長:松尾豊
所在地:東京都港区芝公園1丁目1番1号 住友不動産御成門タワー9F