▼ ニュースのポイント
①AppleとGoogleが不要な追跡に対処するための業界規格に関する提案を共同で提出。
②仕様案では、不要な追跡が疑われた際、ユーザーにアラートを発出。
③2023年末までに最終規格を公開。
不要な追跡をアラートで知らせる仕様案の規格
AppleとGoogleは5月2日共同で、Internet Engineering Task Force(IETF)に、Bluetooth位置情報デバイスが個人の不要な追跡に悪用されないよう、業界規格を適用する提案を提出した。
この規格の仕様案では、不要な追跡が疑われた際、ユーザーにアラートが発出される。
AirTagなどのBluetooth 位置情報デバイスは、忘れ物を探す上で便利な一方、ストーカーなどによる悪用が問題視されていた。
これを解決するためには業界全体での取り組みが必要となるため、今回、両社は共同で業界規格に関する提案を提出。
この提案にはデバイスメーカーからのフィードバックが取り入れられ、さまざまな安全団体や権利援護団体からの意見も組み込まれたという。
既に、Samsung、Tile、Chipolo、eufy Security、Pebblebeeらは、この案への支持を表明。また、National Network to End Domestic Violence(NNEDV 家庭内暴力撲滅団体)も今回の提案を支持すると表明した。
iOSとAndroidの最新バージョンに規格を搭載
この案は今後3カ月間、関係団体のレビューや意見を募って検討される。AppleとGoogleは共同でフィードバックに対応し、2023年末までに不要な追跡を警告する規格を公開するとしている。最新規格は、iOSとAndroidの最新バージョンに搭載される見通しだ。
(画像はプレスリリースより)
Apple ニュースリリース
https://www.apple.com/jp/▼ 会社概要
Appleは、iPhone、iPad、Macなどのハードウェア製品の開発・販売や、Apple Musicなどのソフトウェア製品などを販売する多国籍テクノロジー企業。
社名:Apple Inc.
CEO:ティム・クック
所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州 クパチーノ市アップル・パーク・ウェイ1番地
▼ 会社概要
Googleはインターネット関連のサービスと製品に特化したアメリカ合衆国の企業。
社名:Google LLC
CEO:サンダー・ピチャイ
所在地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 マウンテンビュー アンフィシアター パークウェイ 1600