▼ ニュースのポイント
①イオンが需要予測・発注システム「AIオーダー」を導入。
②客数と商品の需要予測から最適な発注数を提示。
③予測精度向上、平均で在庫を3割、発注時間を5割削減。
データのデジタル化・需要予測で発注を最適化
イオンは、GMS(総合スーパー)事業部門のイオンリテールが開発した要予測・発注システム「AIオーダー」を、5月13日から「イオン」「イオンスタイル」など関東・北陸信越・東海・近畿・中四国の約380店舗に導入することを4月20日に発表している。
同システムは、特売時や気候により販売数が変動する商品を、適時・適量で発注でき、突発的な品切れを防ぐことができる。
発注時間を平均5割削減
AIオーダーは、客数と商品の需要予測から最適な発注数を提示するシステム。AIを活用した客数予測や過去の販売実績、曜日や行事、特売や通常の商品価格、気温、プロモーションなどを機械学習させ、正確な発注数を自動で提示する。
突発的な品切れを減らすほか、過剰発注を防ぐことでAIオーダーを適用した商品カテゴリの平均3割の在庫削減につながることが、実証実験を行った店舗で確認されている。
接客や売り場整理などのサービス向上へ
また、発注数が適量になることで入荷整理や品出しをはじめ、在庫管理、値引き、発注修正などあらゆる業務負荷を減らし、接客・売り場整理などの業務へシフトすることでサービスの向上へつなげていく。
AIオーダーの導入は、日配品(練り物・豆腐・パン・デザート・生菓子など)約1,000品目を対象に開始され、日配品以外の食品、衣料、暮らしの品などにも順次拡大する予定。
(画像はプレスリリースより)
イオン プレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003765.000007505.html▼ 会社概要
イオンは、小売り、ディベロッパー、金融、サービス、関連する事業を営む会社の株式や持ち分を保有することによる当該会社の事業活動の管理を展開する企業。
社名:イオン株式会社
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