▼ ニュースのポイント
①Yahoo!ニュースがコメント欄に独自AI「コメント多様化モデル」を導入。
②AIがコメントの意味・内容を把握しグループ分けする。
③より多様な意見が上位に表示されやすくなる。
「新たな視点を得るきっかけを創出」が目的
ヤフーは4月18日、「Yahoo!ニュース」が提供するコメント欄において、より多様な意見が上位に表示される独自AI「コメント多様化モデル」を導入したと発表した。
「Yahoo!ニュース」では、ユーザーが多様な意見を共有し、新たな視点を得るきっかけを創出できるよう、2007年からコメント欄を提供。
誹謗中傷などの不適切コメントの対策や、「建設的コメント順位付けモデル」などを活用したコメントの表示順についても取り組んできた。
しかし、多種多様なコメントが投稿されても、類似のコメントが上位に並んでしまうケースがあったことから、より多様な意見が上位に表示されやすくなる今回の独自AIを導入した。
AIがコメントの意味・内容を把握しグループ分け
新AI「コメント多様化モデル」は、記事に対する各コメントの意味・内容を把握。それぞれの内容の類似度によってグループ分けし、各グループの代表的なコメントをコメント欄の上位に表示する。
これにより、ユーザーが多様な視点からのコメントに気付きやすくするようにした。
既存の「建設的コメント順位付けモデル」も加え、建設的で多くの人が共感する意見だけでなく、異なる視点の意見など多様な意見を知るきっかけになる。また、特定の意見が増幅される「エコーチェンバー現象」の軽減効果も期待されるという。
同社では、今後もコメントの並び順の改善に取り組むとしている。
(画像はプレスリリースより)
ヤフー ニュースリリース
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2023/04/18a/▼ 会社概要
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