▼ ニュースのポイント
①SIIGがAIを搭載したクロマグロ遊漁採捕報告アプリ開発へ、実証実験開始。
②採捕報告率や釣果重量などの情報精度向上へ。
③小型魚の捕獲を防ぎ水産資源を管理。
釣り人の採捕報告の利便性向上
遊漁者向けアプリ「FishRanker」の開発や釣り関連イベントの企画・運営などを行うSIIG(シーグ)が、デジタルベースキャピタルと、クロマグロ遊漁における採捕報告アプリでのAI魚種判別と重量推計機能の実証実験開始を、4月21日に発表している。
国際的な資源管理措置により数量が管理されているクロマグロ。開発されるアプリは、魚体の写真から採捕報告まで迅速な報告が可能となり、情報精度向上に貢献する。
結果は自動で報告フォームへ遷移
「FishRanker」は釣った魚の記録・共有が楽しくなるアプリ。釣った場所や大きさなど簡単な操作で釣果を記録できる。クロマグロを採捕した釣り人は、水産庁へ魚体重量などの情報を報告申請する義務がある。
開発するアプリにはAIを搭載し、魚体の写真を撮影するだけで魚種の判別や体長・重量を推定する。結果はクロマグロ遊漁採捕報告システムの報告フォームへ自動で移行されるので、採捕報告数や情報精度の向上が期待できる。
また、小型魚は採捕が禁止されており、重量30kg未満についてはリリースを促す警告文が表示されるため、誤った採捕を未然に防ぎ資源保護につなげる。
資源管理高度化に対応
アプリは、4月からシステム開発を行い遊漁船船長や釣り人などアプリ利用者の意見を参考に改修され、年内のリリースを予定している。
今後は、スムーズな釣果記録・採捕報告をサポートするため「FishRanker」にも魚種判別・全長計測AIの導入を予定。SIIGは、多くの釣り人が資源保全に貢献できるサービスを目指す。
(画像はプレスリリースより)
SIIG プレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000083899.html▼ 会社概要
SIIGは、遊漁者向けサービスの開発や遊漁関連イベントの企画・運営、Webサイト制作・モバイルアプリの開発を手がける企業。
社名:SIIG(シーグ)株式会社
代表取締役:谷川 奨
所在地:新潟県佐渡市吾潟39-2 REBIRTH佐渡ワーケーションプレイス3号棟2番スペース