▼ニュースのポイント
①レボーンが、においの異常を判定できる「異常検知AI」サービスの提供を開始。
②官能検査は、人間の感覚に頼っているため、体調による判定結果の安定性問題が存在し、データの指標化や蓄積が難しく、人材育成が困難である。
③今回リリースした同サービスでは、対象物のにおいをセンサーで測定すれば、誰でも正常・異常の判別をすることが可能だ。
においの異常をAIが判定する
4月18日、レボーンはにおいの異常を判定できる「異常検知AI」サービスの提供をスタートした。
においによって検知可能な異常はたくさん存在する。その中でも、人間の鼻に頼るしかないケースも多く存在し、その場合は対象物を実際に人間が嗅ぐことで、対象物の正常・異常を判定する。
このように、人間の感覚を使った検査は「官能検査」と呼ばれる。このような検査は、人間の感覚に頼っているため、体調による判定結果の安定性問題が存在し、データの指標化や蓄積が難しく、人材育成が困難である。
このような課題をクリアすべく、同社は異常検知AIの開発に取り組んできた。今回リリースした同サービスでは、対象物のにおいをセンサーで測定すれば、誰でも正常・異常の判別をすることが可能だ。
課題を解決できる新サービス
異常検知AIサービスでは、はじめに「正常」と判定された対象物のにおいデータを、クラウド上でAIに学習させる。この際に、「異常」と判定されたにおいデータも学習させておくと、判定精度が向上するケースもある。
実際に判定に使用するときは、判定したいサンプルのにおいデータをセンサーで取得後、クラウド上でAIに判定させれば、判定結果を知ることができる。
センサーでの測定から判定結果が出るまでの時間は、数分程度である。
これまで、人間の感覚に頼るしかなかった検査を簡単に行うことができるため、判定結果の安定性や専門人材の育成の課題を解決できる新しいソリューションとして期待が寄せられている。
(画像はプレスリリースより)
レボーン プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp▼会社概要
香り×AI×DXにおける研究から開発までを手掛ける企業。
会社名:株式会社レボーン
代表:松岡 広明
本社所在地:東京都港区北青山2丁目10-22 K2ビル