質問に答えてAIが診断 日本酒の飲みくらべを推奨
Daigasグループ(旧大阪ガスグループ)のオージス総研は1月12日、月桂冠と共同開発したAI診断アプリ「サケクラ」の実証実験により、日本酒の購入率が大幅に増加したと発表した。
このAI診断アプリ「サケクラ」は、日本酒の飲み比べを推奨するというもので、オージス総研が提供する「行動観察」の手法が用いられている。
日本酒との接点を深める機会に
日本酒はバリエーションが豊富であるがゆえに、日本酒に詳しくない消費者はその選択や楽しみ方に戸惑ってしまう。
そこでオージス総研は、同社の「行動観察」を活用したAI診断アプリ「サケクラ」を月桂冠と共同開発し、「月桂冠大倉記念館」の売店で18日間、実証実験を実施した。
実証実験では、売店内に設置したタブレットのアプリ「サケクラ」を通して、日頃の酒との関わりを問う質問に答えてもらうようにした。
AIアプリは、この回答内容を基に診断し、飲み比べに適した2種類の日本酒の組み合わせを提案。
この実証実験の結果、AI診断によってお勧めされた商品の購入率は5倍に跳ね上がり、さらに、飲み比べ2種類セットの購入率は10倍になったという。
これにより、アプリが日本酒の飲み比べを後押しし、日本酒との接点を深める機会を作ったことが分かったとしている。
(画像はプレスリリースより)
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オージス総研 プレスリリース
https://www.ogis-ri.co.jp/news/20210112_001.html