▼ ニュースのポイント
①中部電力が自治体向けフレイル検知サービス「eフレイルナビ」の提供を開始。
②電力データをフレイル検知AIで分析し、フレイルリスクの高い人を早期発見する。
③三重県東員町と長野県松本市にて提供を開始し、全国に拡大する。
「eフレイルナビ」を三重県東員町と松本市で提供
中部電力は4月4日、電力スマートメーターの電力データを活用して高齢者のフレイルを早期発見する、国内初の自治体向けフレイル検知サービス「eフレイルナビ」の提供を開始した。
同社は2020年から三重県東員町にて、自宅にこもりがちの高齢者の中からフレイルになった人を早期発見するため、電力データでフレイルを検知するAIの開発を開始。
2022年からは、フレイル検知サービスの実証を長野県松本市で実施し、実証で、フレイルリスクの高い人の早期発見と自治体の介護予防事業への有効性が確認されたという。
そこで今回、自治体向け「eフレイルナビ」の提供を三重県東員町と長野県松本市にて開始することとした。今後は全国の自治体にサービスを拡大するとしている。
フレイル検知AIがフレイルリスクを分析
同サービスでは、スマートメーターの電気使用量を30分ごとに計測。フレイル検知AIが電気使用量を分析し、フレイル検知結果を自治体(地域包括支援センター)の職員に毎月通知する。
これにより自治体では、対象者のリスク状況を把握でき、フレイルリスクの分析情報から、働きかけの優先順位やタイミングを把握できる。また、対象者への個別訪問活動によって高齢者との接点を継続できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
中部電力 ニュースリリース
https://www.chuden.co.jp/▼ 会社概要
中部電力は、再生可能エネルギー事業、原子力事業、海外事業、コミュニティサポートインフラ関連事業などを行う電力会社。
社名:中部電力株式会社
代表取締役:林 欣吾
所在地:名古屋市東区東新町1番地