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西松建設が佐賀大学と自律走行式水路調査ロボットを共同開発 水路トンネルの維持管理業務を大幅軽減

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西松建設が佐賀大学と自律走行式水路調査ロボットを共同開発 水路トンネルの維持管理業務を大幅軽減

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▼ ニュースのポイント
①西松建設が佐賀大学と自律走行式水路調査ロボットを共同開発。
②ロボットは自律走行する走行部と計測部で構成されている。
③計測部は、トンネル内の高精細な画像を隅々まで取得する。

水路内の調査・点検をロボットが代行
 西松建設は3月23日、佐賀大学と共同で、水力発電所などの水路トンネルの中央を自律走行する水路調査ロボット「turtle」を開発したと発表した。これにより、水路トンネルの調査点検業務を省力化・効率化できるとしている。

西松建設


 水力発電所などの水路トンネルでは3年に1回、延長数キロの内部を近接目視で調査することが国から義務付けられている。

 だが人による調査は、安全性、身体的負荷、手間・コストなどの課題があることから、人の代わりに調査点検するロボット開発が進められてきた。

トンネル内を自律走行し高精細画像を隅々まで取得
 今回開発されたロボットは、自律走行可能な走行部と、カメラ・照明・バッテリーなどの計測部で構成され、直径6m延長2km程度のトンネル内を調査点検できる。

西松建設


 走行部は、SLAM 技術による制御システムでトンネル中央部を自律走行。計測部の照明や計測カメラが壁面の高精細画像を隅々まで取得して幅1mm 以上のひび割れを検出し、坑内状況を映像としても記録する。また、AIによるひび割れ自動検出も行うことができる。

 これによって点検者のリスクを低減し、作業要員の省人化や報告書類作成の効率化が可能となる。また、調査点検結果を記録保存することで経時的変化を把握でき、維持管理計画が立てやすくなるとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

西松建設 ニュースリリース
https://www.nishimatsu.co.jp/news/2023/turtle.html


▼ 会社概要
西松建設は、建設事業、開発事業、不動産事業などを展開する大手総合建設業者。

社名:西松建設株式会社
代表取締役:髙瀨 伸利
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー


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