▼ ニュースのポイント
①松山直輝さんによる4カ月間の「ICT機器を活用したオンライン部活動指導」が成功。
②ICT機器を活用したことで全体的視野や視野のマルチキャストが可能となった。
③やり投げ選手の記録が大きく向上した。
遠隔での部活動指導が実績を伴って成功
スポーツ専門クラウドファンディングのスポチュニティは3月21日、同社のアンバサダー・松山直輝さんの、「特別支援学校でのICT機器によるオンライン部活指導」の成果を発表した。
松山直輝さんは2022年度から東京家政学院大学助教となり、広島県から東京へ移住することが決まった。このため、それまで現場指導してきた広島県立庄原特別支援学校陸上競技部から請われて、オンライン「部活動外部指導員」となった。
ICT機器で全体的視野や視野のマルチキャストが可能に
東京・広島間で遠隔指導することとなった松山直輝さんは、ICT機器を活用し、特別支援学校陸上競技部を4カ月間指導。
ICT機器は、選手・コーチ間の映像・音声を結ぶ「テレビ会議システム」、AI搭載型の「多視点自動追尾三脚」、「骨伝導ワイアレスイヤホン」を活用した。
松山助教によると、ICT機器を用いたことで、自動追尾による全体的視野が可能となったという。また、多視点自動追尾の「視野のマルチキャスト」により、現地指導にはない多視点のパフォーマンスチェックも可能となったとしている。
オンライン指導の結果、専門的な技術トレーニングを受けたやり投げ選手1名は、自身の記録を約6mも向上させることができたという。さらに、部員の情緒やマナー面においても成長が見られたとしている。
今回の成功を受け松山助教は、2023年度には複数拠点を結ぶ遠隔部活指導を実施したいとし、機器開発の協力企業や指導実践の協力校を探している。
(画像はプレスリリースより)
スポチュニティ プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000201.000019301.html▼ 会社概要
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