▼ ニュースのポイント
①KDDIがアパレル向けのマルチデバイス型高精細XRマネキンを開発した。
②同XRマネキンは、商品を360度から立体・高精細に表現できる。
③これにより、在庫を置かない販売が可能となり、余剰在庫を削減し環境負荷を軽減できる。
360度から立体・高精細に商品を表現
KDDIは5月18日、アパレル販売向けに、Google CloudのImmersive Stream for XRを活用した高精細XRマネキンを開発したと発表した。
アパレル販売店では、客のニーズに応えようと、さまざまな色やサイズの商品を常に取り揃えているため、余剰在庫が発生している。
今回のXRマネキンは、商品の現物がなくとも、店舗サイネージやスマートフォンなどのデバイスを通して、商品を360度の立体動画で、質感までもリアルに再現することができるというもの。これにより、店頭の余剰在庫を削減でき、環境負荷を軽減することができる。
サイネージからECサイトへ誘導
商品をバーチャルで表示するサービスは近年増えつつあるが、これまでのサービスでは、商品の素材感やサイズ感の表現は、デバイスのスペックに依存していた。
今回のXRマネキンは、クラウド上でレンダリングした映像を5Gなどでストリーミング配信するため、デバイスのスペックに依存することなく高精細に表現することができる。
このため、店頭サイネージなどで商品イメージを高精細に案内し、ECサイトに誘導することで、在庫を置かない販売が可能となる。
(画像はプレスリリースより)
KDDIニュースリリース
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KDDIは携帯電話事業などを手掛ける大手電気通信事業者。
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