▼ ニュースのポイント
①LINEがAI音声認識アプリ「CLOVA Note」ベータ版の無料提供を開始した。
②同アプリでは、録音した音声を自動でテキストに変換することができる。
③同アプリは話者分離も可能なため、議事録作成にも利用できる。
話者分離により議事録作成にも利用可能
LINEは5月24日から、AI音声認識アプリ「CLOVA Note(クローバ・ノート)」ベータ版の無料提供を開始した。
CLOVA Noteは、録音した音声を音声認識AIにより自動でテキストに変換するアプリ。アプリをインストールして録音ボタンを押すだけで利用することができる。
同アプリでは、話者分離(複数名の話者の区別)も可能なため、学校などでの書き起こしだけでなく、会議の議事録作成などにも利用することができる。
同アプリのAI技術には、自己教師ありの学習による最先端のEnd-to-End音声認識が採用され、話者分離は国際コンペティションで世界第3位の性能評価成績を獲得している。
また、会話録音中のブックマークや、キーワード検索による音声再生が可能なため、音声ファイルを何度も聞き直す必要がない。さらに、録音した音声と変換テキストはファイルとしてダウンロードできるため、他のアプリやソフトで編集することもできる。
同社では今後、多言語でのサポートやWEB会議システムとの連携なども予定しているという。
CLOVA Noteベータ版の概要
CLOVA Noteの対応デバイスは、iOS/Androidのスマートフォン・タブレット、PC(Webブラウザ)。現在は日本語のみに対応。
音声ファイルアップロード上限は1アカウントにつき1カ月300分まで。AI学習のための音声データ活用に許諾した場合は1カ月600分まで。
(画像はプレスリリースより)
LINEニュースリリース
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2022/4152▼ 会社概要
LINEはZホールディングスの完全子会社。コミュニケーションアプリ「LINE」の提供などを行っている。
社名:LINE株式会社
代表取締役:出澤 剛
所在地:東京都新宿区四谷一丁目6番1号 四谷タワー23階