▼ ニュースのポイント
①ルートレック・ネットワークスがAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」に「AI施肥制御機能」をリリース。
②国内初、土耕栽培での施肥量を自動制御。
③省力化・品質安定、生産者の収益向上へ。
環境に優しい持続型の施設園芸栽培
ルートレック・ネットワークスは、自社が開発・提供するAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」に、土耕栽培での施肥量を自動制御する「AI施肥制御機能」をリリースしたと、4月27日に発表した。
リリースにより、土耕栽培や養液栽培の潅水施肥のスマート化に加え、施肥量を自動で制御して供給。環境制御の高度化・自動化によって、肥料消費量の削減や品質向上と作業省力化への効果が実証されている。
センサー情報からAIが施肥量を自動制御
これまで施肥作業は、生産者が作物の状態を観察しながら濃度を調整して行っていた。AI施肥制御機能は、土壌センサーに肥料成分(硝酸体窒素量)の目標値を設定し、AIが施肥量を自動制御して供給する。
農業生産者1人当たりの経営面積が増加する中、作物の栽培管理の向上や肥料の削減、作業の省力化、成長に合わせた施肥によって品質が良く単価アップも期待できる。
省力化で品質の高い栽培
AIとIoT技術を活用した「ゼロアグリ」は、センサー情報や気象情報から作物に最適な潅水量と施肥量を自動供給する潅水施肥システム。スマホやPCから遠隔操作でき、土壌環境を見える化して「高収量・高品質・省力化」に貢献する。
AI施肥制御機能リリースにより、必要最小限の施肥で栽培の最大化を実現。多施肥による地下水汚染や温暖化効果ガスの排出課題解決へつなげる。
(画像はニュースリリースより)
ニュースリリース
https://www.routrek.co.jp/news/220426-ai-fertilization/▼ 会社概要
ルートレック・ネットワークスは、AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」や関連サービス事業のほか、ネットワーク制御機器「ルートマジック」事業を展開している。
社名: 株式会社ルートレック・ネットワークス
代表取締役:佐々木 伸一
所在地:神奈川県川崎市高津区久本3-5-7 新溝ノ口ビル1F