▼ ニュースのポイント
①FRONTEOが独自AIを活用し日本の大手企業の国内における品質不正調査を支援した。
②同調査では、文書レビューツール「KIBIT Automator」を活用し、データサイエンティストが適切なサポートを行った。
③これにより、レビュー対象の66%をカットオフし、作業効率向上とコスト削減を実現した。
作業効率向上とコスト削減を実現
AI×自然言語でデータ解析を行うFRONTEOは4月20日、国内大手企業の品質不正調査にて、独自AIとデータサイエンティストのサポートにより、作業効率化とコスト削減を実現したと発表した。
品質不正調査では、膨大な量の文書から、限られた期間内に証拠となる文書を見つけなければならず、調査に関わる弁護士にとっては、時間・調査品質、コストが課題となる。
調査における時間・コストの約7割は、関連情報を見つけるプロセスの「文書レビュー」といわれ、限られた時間内での調査にはAIなどの活用が欠かせない状況となっている。
文書レビューツール「KIBIT Automator」を活用
企業の品質不正事案発覚が相次ぐ中、同社では多数の企業に、独自AIを活用した不正事案の調査支援を行っている。今回は、日本の大手企業の国内における品質不正調査を支援した。
同調査では、独自開発のAIを活用した文書レビューツール「KIBIT Automator」を活用し、同社のリーガルテック分野専任のデータサイエンティストが適切にサポートした。
今回は、調査観点が複数あり、また複雑だったため、データサイエンティストは、状況に応じて教師データをその都度作り直すなどのサポートを行ったという。
これにより、レビュー対象の66%をレビュー対象から外すことができ、レビュー効率向上と作業時間短縮によるコスト削減を実現したとしている。
(画像はFRONTEOホームページより)
FRONTEO ニュースリリース
https://www.fronteo.com/20220420▼ 会社概要
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「Concept Encoder」、「Looca Cross」を用いて企業のビジネスを支援する、データ解析企業。
社名:株式会社FRONTEO
代表取締役:守本 正宏
所在地:東京都港区港南2-12-23 明産高浜ビル