▼ニュースのポイント
①ACSLはエアロネクストと共同で開発を進めていた、新物流専用ドローン「AirTruck」の受注を開始した。
②ラストワンマイル配送の課題をクリアすべく、ACSLとエアロネクストがタッグを組んだ。
③このドローンをトラック物流と組み合わせることにより、物流業界の人手不足問題を解決し、買い物弱者が欲しいものを欲しい時に手に入れられる社会を実現できるのではないかと期待が寄せられている。
日本初の物流専用ドローン量産
3月17日、ACSLはエアロネクストと共同で開発を進めていた、新物流専用ドローン「AirTruck」の受注を開始した。
物流専用ドローンの量産は、今回が日本初となる。
AirTruckは3月22日にオンライン開催される「デジタル田園都市国家構想を実現する 新スマート物流シンポジウム」において初公開される見通しだ。
欲しいものを欲しい時に手に入れられる社会
近年、日本では少子高齢化や人口減少による過疎化などにより、買い物弱者や医療弱者が増加傾向にある。
食料品や日用品などの買い物が困難な買い物弱者を救うすべとして、宅配業者などが商品を家まで届けるという方法があるが、物流業界にも人手不足という課題がある。
そこで、ACSLとエアロネクストは、ラストワンマイル配送の課題をクリアすべくタッグを組んだ。
AirTruckは 4D GRAVITYで重心をコントロールすることで、荷物の揺れを抑えて安定した飛行を行うことが可能に。
また、LTE通信やFPVカメラなどを搭載しており、遠隔操縦で無人地帯を目視外飛行することができる。
利用者が扱いやすいよう、UX設計になっているところも大きなポイントだろう。
このドローンをトラック物流と組み合わせることにより、物流業界の人手不足問題を解決し、買い物弱者が欲しいものを欲しい時に手に入れられる社会を実現できるのではないかと期待が寄せられている。
(画像はプレスリリースより)
ACSL プレスリリース
https://www.acsl.co.jp/news-release/press-release/2347/▼会社概要
商用ドローンの製造から販売、自律制御技術を用いたIoT化や無人化に関するソリューションサービスを提供する企業。
会社名:株式会社ACSL
代表:鷲谷 聡之
所在地:東京都江戸川区臨海町3-6-4 ヒューリック葛西臨海ビル2階