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横浜市大などの研究チームがAI予測モデル「仮想脳切除」を開発 言語機能の低下を予測し脳外科手術後のQOL向上へ

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横浜市大などの研究チームがAI予測モデル「仮想脳切除」を開発 言語機能の低下を予測し脳外科手術後のQOL向上へ

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▼ ニュースのポイント
①横浜市立大などの研究チームがAI予測モデル「仮想脳切除」を開発。
②研究チームは、会話中の脳表脳波信号を用いて、術後の言語機能の低下を予測できることを明らかにした。
③「仮想脳切除」により、存在位置に個人差がある言語機能を個別に評価する方法を見いだした。

切除術後に言語機能を保てるかを高精度で予測
 横浜市立大学医学部脳神経外科学教室 園田真樹客員研究員、米国ウェイン州立大学ミシガン小児病院 浅野英司終身教授らの研究チームは3月25日、AI予測モデル「仮想脳切除」を開発したと発表した。

仮想脳切除


 同予測モデルは、脳外科手術後のQOL向上を目的に、AIで脳の特定部分を仮想切除し、術後に言語機能を保つことが可能かを高い精度で予測するというもの。

 今回の研究は、標準的診断法とは全く異なる刷新性が高く評価され、英国学術誌「BRAIN」に掲載された。

研究の背景と内容
 薬剤抵抗性てんかん患者に対する脳外科手術では、切除する部分がどのような後遺症をもたらすかを、予め正確に把握する必要がある。

 だが、言語のような高次脳機能領域を患者ごとに評価する方法は未確立で、言語機能領域の存在位置は個人差も大きいという。

 そこで研究チームは、脳切除手術をうけた薬剤抵抗性てんかん患者の、会話中の脳表脳波信号を解析することで、切除術後の言語機能を予測できるかを検証。

 その結果、会話中の脳表脳波信号を用いて、脳皮質切除術後に生じうる言語機能の低下を予測できることが明らかになった。

 また、脳表脳波信号を組み込んだAI予測モデルが、個人差の大きい言語機能領域の特定部分を仮想切除して個別に評価することで、術後に言語機能を保つことができるかを高い精度で予測できたとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

横浜市立大学 プレスリリース
https://www.yokohama-cu.ac.jp/


法人概要
横浜市立大学は、国際教養学部、国際商学部、理学部、データサイエンス学部と医学部の5学部、6つの研究科を横浜市内の4キャンパス・サテライトキャンパスに展開し、附属2病院を擁する総合大学。

法人名:公立大学法人横浜市立大学
理事長:小山内 いづ美
所在地:横浜市


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