▼ニュースのポイント
①東京エレクトロン デバイスの子会社であるファーストは、製品の外観検査をAIが自動でサポートするAIプラットフォームをリリースした。
②AIプラットフォームは、AI開発からインライン展開までワンストップで行うことができる。
③良品のみを学習させて、良品か不良品を判断する機能を搭載しているため、不良品の画像収集が困難なケースでも、同プラットフォームを活用することが可能である。
製品の外観検査をAIが自動でサポート
3月24日、東京エレクトロン デバイスの子会社であるファーストは、製品の外観検査をAIが自動でサポートするAIプラットフォームをリリースした。
近年、AIを活用した外観検査に注目が集まっている。
製造業では、不良品の流出防止や歩留まり向上のためにさまざまな検査システムを導入している企業が多い。
しかし、検査システムを完全に自動化できているものは少なく、最終チェックは人の目に頼るものが多かった。
特に、完成品に個体差のある製品や良品と不良品の境界があいまいな製品の検査では、これまでの画像処理を用いた検査システムでは調整が難しい。
このような課題を解決するソリューションとして、AIを活用した外観検査の需要が高まっているのである。
人の目に頼っていた工程を自動化することが可能に
今回リリースしたAIプラットフォームは、AI開発からインライン展開までワンストップで行うことができる。
AIの画像分類機能によって、これまで人の目に頼っていた工程を自動化することが可能に。
導入後もAIに追加学習させることによって、判定の精度を継続的に向上させることもできる。
また、良品のみを学習させて、良品か不良品を判断する機能を搭載しているため、不良品の画像収集が困難なケースでも、同プラットフォームを活用することが可能である。
(画像はプレスリリースより)
ファースト プレスリリース
https://www.teldevice.co.jp▼会社概要
東京エレクトロン デバイス株式会社の子会社で画像処理事業やソリューション事業を手掛ける企業。
会社名:株式会社ファースト
代表:阪本奇男
本社所在地:神奈川県大和市下鶴間 2791-5