▼ ニュースのポイント
①4月6日から渋谷で、AIデザインプロジェクト「mitate」の初展示会が開催される。
②「mitate」プロジェクトでは、AIの能力をモノづくりに応用することを模索。
③展示会では、AIが画像を器に見立て、デザイナーが具現化した器を展示する。
AIの能力をモノづくりに応用へ
スタートアップスタジオのquantumは4月6日から渋谷にて、AIデザインプロジェクト「mitate」の初展示会をストラタシス・ジャパンと共同開催する。
同プロジェクト「mitate」は、AIが得意とする「特徴の抽出」(見立て)能力を活用し、モノづくりへの応用を試みるAIデザインプロジェクト。
プロジェクト初となる今回の展示会では、プロジェクト用に独自構築されたmitate AIが、画像を器に見立て、デザイナーが具現化して展示することで、AIと人との共同制作の可能性を探る。
AIはどのように見立てるのか
「見立て」とは、対象を別のものになぞらえて表現すること。今回のmitate AIは、器の画像を学習させた画像生成系AIで、ニューラルネットワークを介して動植物などの画像を器に見立て、見立てた器の画像を生成する。
例えばブロッコリーの画像を入力すると、AIはブロッコリーの特徴を持った器の画像を生成するという。
生成される器の画像は、ニューラルネットワークの特性上、色や形が毎回異なる。このためデザイナーは、AIが生成した画像の中から美しいものを選出・3Dデータ化し、フルカラー3Dプリンターで造形。AIとの共同制作を経験した。
展示会開催概要
同展示会は4月6日(水)~4月10日(日)11:00 - 19:00、elephant STUDIO(東京都渋谷区渋谷2丁目7-4)にて開催される。入場料は無料。
4月7日には配信によるトークイベントを開催。また、展示会期間中、mitate AIによる画像の「見立て」を体験できるアプリの限定公開を予定。
(画像はプレスリリースより)
quantumプレスリリース
https://quantum.ne.jp/▼ 会社概要
quantumは、クリエイティビティを軸に、新しいプロダクトやサービスを創り出すスタートアップスタジオ。
社名:株式会社QUANTUM
代表取締役:高松充
所在地:東京都港区芝浦1-13-10 第3東運ビル9F
▼ 会社概要
ストラタシスは3Dプリンター世界シェアトップの企業。
社名:株式会社ストラタシス・ジャパン
代表取締役:片山 浩晶
所在地:東京都中央区新川2-26-3 住友不動産茅場町ビル2号館8階