▼ ニュースのポイント
①アトラスがAIを活用した世界初の四次元農法を開発。
②この農法では葉物野菜を7日で生産できる。
③生産性が高いため1株当たりの電気代・水道代を大幅に削減できる。
生産性が従来の5倍~10倍
AIとIoTを活用した新しい農法を提供するアトラスは3月28日、従来の三次元農法による植物工場とは全く異なる四次元農法の未来農園を開発したと発表した。
四次元農法とは、AIによる精密な環境制御で時間軸を制御する精密農業。この農法でレタスを栽培すると、生産日数を従来の1カ月程度から1週間程度に短縮することができ、生産性が従来の5倍~10倍となる。
製造コストを約3分の1に
この高い生産性により、レタス1株当たりで電気代89%削減、水道代95%削減、人件費70%削減が可能となった。生産坪数も小型化できるため、設備投資コストは従来の植物工場の約10分の1で済むようになり、製造原価の低減も可能となった。
この結果、従来農法におけるレタスの製造コストは100gが約100円だったのに対し、四次元農法では100gを34円で生産できるようになったという。今後は、安全な各種葉物野菜を既存流通価格の半額程度で販売できるよう貢献するとしている。
なお、今回の四次元農法によるレタス栽培は、外部リンクのプレスリリースに検証ムービーとして掲載され、レタスが10日で育つ様子を見ることができる。
(画像はプレスリリースより)
アトラス プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000040487.html▼ 会社概要
アトラスは、四次元農法の未来農園や自動植物栽培ロボット「ロボファーム」の開発などを行っている。
社名:アトラス株式会社
代表取締役:生野 たかし
所在地:千葉県印旛郡酒々井町本佐倉字南押出し 215-14