▼ ニュースのポイント
①ELYZAが、国内初のキーワードから日本語の文章を生成できる大規模言語AIを開発。
②このAIを用いた文章執筆AI「ELYZA Pencil(イライザ ペンシル)」を一般公開。
③ELYZA Pencilの執筆時間は約6秒。
言葉を扱うホワイトカラーの生産性向上へ
東京大学松尾研究室発AIスタートアップのELYZAは、国内初のキーワードから日本語の文章を生成できる大規模言語AIを開発。このAIを用いた文章執筆AI「ELYZA Pencil(イライザ ペンシル)」を3月28日からデモサイトとして一般公開した。
公開されたデモサイトではニュース記事、ビジネス用のメール、職務経歴書の生成機能が提供されている。
ELYZA Pencilの執筆時間は東大生の56分の1
AIによる文章生成は大きく分けてテンプレート型と生成型の2種類があるが、生成型はAIが一から文章を生成する手法をとっている。
今回のELYZA Pencilは生成型で大規模言語AIを元に構築され、キーワードを数個入力するだけで、AIが約6秒で日本語のタイトルや文章を自動生成する。
同社が行ったELYZA Pencilと東大生との執筆の比較検証によると、「正確性」と「キーワード含有率」では東大生が優ったが、「流暢性」はほぼ同水準。執筆速度では、ELYZA Pencilが東大生の56分の1の平均約6.4秒となり、圧倒的に速かった。
同社では、ELYZA Pencilを利用することで、ホワイトカラーの「書く」業務の10%以上を削減できると見込んでいる。そこで、ELYZA Pencilを体験・理解してもらおうと、今回、これを公開したとしている。
(画像はプレスリリースより)
ELYZA プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000047565.html▼ 会社概要
ELYZAは東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ。日本語の大規模言語AIに焦点を当て、企業との共同研究などを行っている。
社名:株式会社ELYZA
代表取締役:曽根岡侑也
所在地:東京都文京区本郷2丁目27-2 エスペランサV 8階