▼ニュースのポイント
①沖電気工業はNTTコミュニケーションズと共に、製造業のDXをサポートするソリューション提供を目指し、事業共創をスタートすることを発表した。
②近年、製造業にはさまざまなリスクが指摘されているが、高精度のリスクマネジメントを行うには、さまざまなデータ収集が必要不可欠である。
③今回の事業共創で、沖電気工業は工場DXのノウハウ提供やOTデータの収集システム構築を担い、NTTコミュニケーションズはビジネスコンサルティングや分析ソリューションの提供を担う。
2社の事業共創がスタート
3月10日、沖電気工業はNTTコミュニケーションズと共に、製造業のDXをサポートするソリューション提供を目指し、事業共創をスタートすることを発表した。
近年、製造業にはさまざまなリスクが指摘されている。
労働人口の減少や頻発する自然災害、設備の老朽化、セキュリティ上の脅威など枚挙にいとまがない。
需要量や受注量の急激な変化にも対応できるよう、サプライチェーン全体のリスクマネジメントもこれまで以上に精度の向上が求められている。
企業の内外に潜むさまざまなリスクを確認
高精度のリスクマネジメントを行うには、さまざまなデータ収集が必要不可欠。
そのデータを分析し、適切に管理することが重要であるとされているが、OTとITデータは別で管理されている場合が多く、複合的にリスク要因を分析することが困難になっていることが課題であった。
今回スタートした共創事業では、まず、沖電気工業が提供する「Manufacturing DX」によって、自社工場の状態を表す「工場KPI」や企業全体の「全社KPI」を集め、NTTコミュニケーションズが提供する「SDPF」上に収集し、可視化する。
次に、「社外KPI」データを加え、企業の内外に潜むさまざまなリスクを確認できるようにする。
沖電気工業は工場DXのノウハウ提供やOTデータの収集システム構築を担い、NTTコミュニケーションズはビジネスコンサルティングや分析ソリューションの提供を担う。
(画像はプレスリリースより)
沖電気工業 プレスリリース
https://www.oki.com/jp/press/2022/03/z21087.html▼会社概要
ソリューションシステムやコンポーネント&プラットフォーム分野における製品の製造から販売、システムの構築やソリューションの提供を手掛ける企業。
工事や保守サービスなども提供している。
会社名:沖電気工業株式会社
代表:鎌上 信也
本社所在地:東京都港区虎ノ門1-7-12