▼ ニュースのポイント
①ウミトロンのスマート給餌機「UMITRON CELL」で「AI桜鯛」を養殖。
②AI・IoT技術を活用、餌量・スピードの最適化・労働負荷の削減。
③安心して食べられる魚の供給と海の環境配慮。
サステナブルな養殖業の実現
水産養殖事業者向けデータプラットフォームサービスの開発や提供を行うウミトロンは、AI・IoT技術を活用したスマート給餌機「UMITRON CELL(ウミトロンセル)」で育てた真鯛が3月11日から回転寿司チェーン「くら寿司」で販売されると、3月4日に発表している。
経営安定・雇用促進・地方活性化へ
「UMITRON CELL」は、スマートフォンなどの端末を使った水産養殖者向けのスマート自動給餌機。いけすで泳ぐ魚の状態をリアルタイムに動画で確認しながらアプリで遠隔給餌の操作が可能である。
AIの魚群食欲解析により餌量やスピードを最適化、制御することができ、食べてないときはスマートフォンに通知が届く。労働負荷の削減と餌の最適化、海へ餌が流出することを防ぎ環境に配慮した養殖業が期待できる。
天候に左右されることなく、タイマー設定や過去の給餌データの活用、録画機能で適切なタイミングで餌を与え、従来より少ない餌量で出荷時のサイズ・品質を保ちながら短い期間で生育することに成功している。
大手外食チェーン初の商品化「AI桜鯛」
ウミトロンは、回転寿司チェーン「くら寿司」の子会社「KURAおさかなファーム」でスマート給餌機「UMITRON CELL」を活用した養殖事業をサポートしている。今回販売される真鯛は、愛媛県産AI桜鯛として「くら寿司」で販売される(無くなり次第終了)。
(画像はニュースリリースより)
ウミトロン ニュースリリース
https://pr-ja.umitron.com/▼ 会社概要
ウミトロンは、水産養殖におけるテクノロジーカンパニー。AIやIoT、衛星リモートセンシングなどの技術を活用し、給餌コストの最適化や水産養殖産業の課題解決、魚の安定供給と海の環境を守る養殖を実現する。
社名:ウミトロン株式会社
代表取締役:藤原 謙
所在地:東京都品川区東五反田1-10-7 AIOS五反田ビル1102号