▼ニュースのポイント
①スズケンはFRONTEOと「会話型 認知症診断支援AIプログラム」事業に関して協業することになり、提携契約を結んだことを発表した。
②このプログラムは、患者と医療従事者が5~10分程度の会話をすると、その会話をAIが解析し、患者の認知機能障害を判定する。
③認知症専門医だけでなく、遠隔診療や地域の一般医でも認知症スクリーニングが可能になるとして、大きな期待が寄せられている。
提携契約を締結
2月15日、スズケンはFRONTEOと「会話型 認知症診断支援AIプログラム」事業に関して協業することになり、提携契約を結んだことを発表した。
会話型 認知症診断支援AIプログラムには、FRONTEOのAI技術を活用しており、患者と医療従事者が5~10分程度の会話をすると、その会話をAIが解析し、患者の認知機能障害を判定する。
スズケンはFRONTEOと協業し、同プログラムの配信や流通システムの構築を行う見通しだ。
高齢者の約5人に1人が認知症患者になると推計
日本では認知症患者が増加しており、2025年にはなんと、高齢者の約5人に1人が認知症患者になると推計されている。
超高齢化社会を迎えた我が国では、認知症対策は解決すべき喫緊の課題である。
しかし、検査結果だけでは認知症と診断することが難しい。
診断には経験や専門的な知識が必要であるが、それらが早期診断や早期治療への妨げになっていることも。
会話型 認知症診断支援AIプログラムは、10分程度の日常会話から認知症をスクリーニング可能なプログラムだ。
患者と診断者の双方の負担を減らし、認知症のデジタルバイオマーカーとして活用されることを目的に開発されている。
認知症専門医だけでなく、遠隔診療や地域の一般医でも認知症スクリーニングが可能になるとして、大きな期待が寄せられている。
(画像はホームページより)
スズケン プレスリリース
https://ssl4.eir-parts.net/▼会社概要
医療用医薬品から試薬、医療材料、医療用機器、食品などの販売を手掛ける企業。
医療用機器の開発製造も行っている。
会社名:株式会社スズケン
代表:宮田浩美
本社所在地:愛知県名古屋市東区東片端町8番地