▼ ニュースのポイント
①凸版印刷が商品パッケージ・校正作業自動化サービスの提供を開始する。
②同サービスでは、AIとオンライン化でパッケージの校閲・校正業務の効率化を行う。
③同サービスは有効性が確認され、小林製薬で採用された。
AIとオンライン化でパッケージの校正業務を効率化
凸版印刷は2月15日、商品パッケージの校正作業自動化サービス「review-it! for Package」を開発し、2022年2月中旬から提供を開始すると発表した。
同社では2019年10月、AIを活用し、企業ごとの基準に合わせて文章の校閲・校正を自動で行う校正自動化サービス「review-it!」を開発。
今回の「review-it! for Package」はこの第2弾で、パッケージ制作における校閲・校正業務をAIとオンライン化で効率化するというもの。
従来、商品パッケージの校正作業は、制作担当による目視でのダブルチェックや、複数部門での回覧などによって行われていたため、制作・確認の両部門にとって大きな負担となっていた。
今回のサービスでは、表示原稿と制作中のパッケージデザインデータとの比較を自動で行い、確認業務の負荷削減とヒューマンエラー防止を可能とした。
また、入稿データと版下データの差分を自動で抽出することで、差分確認時の目視確認負荷を削減。さらにオンライン化により、リモートワーク時も校正・回覧が可能となり、ペーパーレス化・業務効率化を実現した。
有効性を確認 小林製薬で採用
同社と小林製薬は2021年6月から半年間、同サービスを用いた実証実験を実施。その結果、負荷削減と業務効率化により、制作業務フロー全体の業務効率化や品質向上の有効性が確認され、同サービスが小林製薬で採用されたという。
(画像はプレスリリースより)
凸版印刷ニュースリリース
https://www.toppan.co.jp/▼ 会社概要
凸版印刷は、印刷テクノロジーをベースに、「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」、「エレクトロニクス事業分野」の事業活動を展開している。
社名:凸版印刷株式会社
代表取締役:麿秀晴
所在地:東京都文京区水道1-3-3