▼ニュースのポイント
①HACARUSはDSファーマアニマルヘルスと共に、犬に負担が少ない状態で心電図検査を行うことができるサービスを提供開始したことを発表した。
②犬の心電図検査を行うには、体を横向きに寝かせ、クリップを挟んで測る方法が一般的であり、場合によっては犬の体を押さえつけて検査を行わなければならないこともあった。
③今回提供開始した心電図検査では、特殊な電極シートの上に犬を立たせるだけで心電図を計測することができる。
犬に負担が少ない心電図検査システム
2月18日、HACARUSはDSファーマアニマルヘルスと共に、犬を立たせたまま心電図検査を行うことができるサービスを提供開始したことを発表した。
平成29年にペット保険会社が発表した調査では、犬の死因はがんと心臓病が多いことが明らかになった。
この調査結果を踏まえて、病気の早期発見が重要であることがわかる。
しかし、犬の心電図検査を行うには、体を横向きに寝かせ、クリップを挟んで測る方法が一般的であり、場合によっては犬の体を押さえつけて検査を行わなければならないことも。
そこで同社とDSファーマアニマルヘルスは、犬に負担が少ない心電図検査システムの開発に着手した。
犬の肉球から測定
今回提供開始した心電図検査では、特殊な電極シートの上に犬を立たせるだけで心電図を計測することができる。
心臓が血液を送り出す時に出る電気のデータを、犬の肉球から測定する。
ボタンを押してから約30秒間で測定が終了するところも大きなポイントだ。
測定結果は犬の心電図波形を学習したAIが解析し、レポートとして表示。
このレポートは獣医療支援プラットフォームサービスである「あにさぽ」のウェブ上ページにてすぐに確認することができる。
電極シートの扱いなどに特別な技術は必要ないため、導入しやすいところもメリットのひとつと考えられている。
(画像はプレスリリースより)
HACARUS プレスリリース
https://hacarus.com/ja/press-release/20220218/▼会社概要
独自のスパースモデリング技術をAIに応用したデジタルソリューションの提供を行う企業。
会社名:株式会社HACARUS
代表:藤原健真
本社所在地:京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル橋弁慶町227 第12長谷ビル5階A室