▼ ニュースのポイント
① 「AIロボットを用いた新しい認知機能トレーニング法」を開発
② 認知機能トレーニング課題を、自宅で継続的に取り組める内容に
③ 専用タブレットアプリ画面にイラストなどを表示、対話・回答が可能
認知機能トレーニング法に関する臨床研究を開始
ハタプロが、地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪精神医療センターとともに、「認知症患者の認知機能改善に有効な新規タスクの研究開発」の一環として、「AIロボットを用いた新しい認知機能トレーニング法」を開発。同認知機能トレーニング法に関する臨床研究をしていると、1月5日に発表した。
軽度認知機能低下や認知症の患者は、適切な認知機能改善トレーニングの介入によって、認知機能の維持や改善がされると認められている。しかしながら医療従事者が同トレーニングを日常的に関与することは人的リソースの面から困難で、自宅で継続的に同トレーニングが実施できるツールが求められている。
ハタプロらが今回開発した「AIロボットを用いた新しい認知機能トレーニング法」は、注意力・判断力・遂行機能・言語機能などといった認知機能トレーニング課題を、自宅で継続的に取り組める内容になっている。
専用タブレットアプリ画面にイラストなどを表示
同AIロボットは、認知機能トレーニング課題を音声で読み上げるほか、連携する専用タブレットアプリ画面にイラストなどを表示して、利用者が画面操作以外にも対話・回答が可能。そのためデジタル機器が苦手な高齢者にも利用しやすくなっている。
ハタプロは同研究を通じて人的労力をかけず、持続的に実施できる効果的な認知機能維持・改善トレーニングのシステム構築をし、健康寿命の延伸や認知症に伴う社会負担の軽減に寄与していく。
(画像はプレスリリースより)
ハタプロ プレスリリース
https://hatapro.co.jp/news/20220105_zukku/ハタプロのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000019590.html▼ 会社概要
ハタプロは、ロボット/車載機器/電子機器の企画・開発・販売や、AIロボットソリューション事業などを展開。手のひらサイズで、マーケティング支援に特化したフクロウ型AIロボット「ZUKKU」や、自家製ワインや果実酒を自動で醸造できるIoTデバイス「アルケマ」などを提供している。
社名:株式会社ハタプロ(英語表記:HATAPRO, INC.)
代表取締役:伊澤 諒太
本社所在地:京都府京都市下京区中堂寺粟田町93