▼ ニュースのポイント
①日本ユニシスが来春から保育士・保護者間コミュニケーションサービス「mierun」の提供を開始する。
②mierunは、「見える化」に注力し、子育てや園職員を支援するサービス。
③mierunの仮説検証では、保育園業務の年間205時間相当を削減した。
「見える化」に注力した「mierun」を提供開始
日本ユニシスが来春から、保育士・保護者間コミュニケーションサービス「mierun(ミエルン)」の提供を開始する。
mierunは、保育園や家庭での子どもの様子・発達状況、園職員の勤務状況などを「見える化」し、子どもと保育関係者の状況を素早く捉えることで子育てや園職員を支援するサービス。
同社では、2015年から保育業務支援クラウドサービスを提供していることから、これまでの知見やノウハウも活かして提供できるとしている。
保育園業務を年間205時間削減
近年、保育園では保育ニーズの多様化や少子化により、「見える化」による保育士の負担軽減や他園との差別化が求められているという。またコロナ禍により、保護者からは、保育園とのコミュニケーションツールが求められている。
そこで同社は「見える化」に注力し、子どもの発達に関するコミュニケーションとデータ収集の機能を兼ね備えた今回のサービスmierunを開発した。
mierunの仮説検証では、保育園業務である連絡帳への記入所要時間を、従来の紙での記入に比べ、園児一人当たりにつき1日2分30秒削減することができた。これは、1クラス20人で年間に換算すると、205時間の削減となる。
また今回のmierunは、要望を取り入れ、改善を続けながら提供するというスタンスをとっているため、保育園からの、連絡帳内に保育園側専用のメモ欄が欲しいという要望を2週間で実現したとしている。
(画像はプレスリリースより)

日本ユニシス ニュースリリース
https://www.unisys.co.jp/news/nr_211129_mierun.pdf▼ 会社概要
日本ユニシスは、クラウドやアウトソーシングなどのサービスビジネス、コンピュータシステムやネットワークシステムの販売・賃貸、ソフトウェアの開発・販売などを行っている。
社名:日本ユニシス株式会社
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