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Uberが利用者全ての安全を守る3つの新機能を追加、より事故やトラブルのないサービスへ

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Uberが利用者全ての安全を守る3つの新機能を追加、より事故やトラブルのないサービスへ

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▼ ニュースのポイント
①Uberがドライバーや乗客、配達者らの安全を守る機能を米国で新規導入した。
②シートベルトの着用を促す機能、異常な動きを知らせる機能、乗車中の音声録音機能の3つを提供する。
③録音データなどは暗号化、プライバシーを保護しつつ、より安全で快適なサービスの利用を促進させることを目指す。

Uberがより快適なライドシェアサービスへ新たな取り組みを開始
 Uberは米国時間の12月2日、ユーザーらの安全性を高めるため、アプリに3つの新しい機能を追加搭載すると発表した。独自の機能としてまず米国で導入し、Uberの利用体験をさらに向上させることを目指す。

 まず、シートベルトの着用を促す音声警告の機能を追加する。米国道路交通安全局(NHTSA)によると、2020年には新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響から、運転回数が減った一方で、自動車による死亡者数は2007年以来の高水準になると予測されているといい、事態を改善させるための対策が求められるようになってきている。

 シートベルトの着用は、万が一の事故発生時に命を守るポイントとなるが、Uberが紹介した調査では、成人の大半が後部座席でシートベルトを着用していなかった。たとえ後部座席であっても、シートベルトの着用は必要であり、着用していない人がいると、その人だけでなく同乗者らの被害リスクも増してしまう。

 そこで、Uberは運転開始時にシートベルトの着用を促す音声アラート機能を追加搭載することを決めた。近日中に利用可能になるという。

 アラートはドライバーからのフィードバックを基に、そのドライバーが持つスマートフォンからまず音声発信され、同乗者である乗客らのスマートフォンにも、シートベルト着用を促すプッシュ通知が届くものとなる。

 こうしたシートベルトの着用アラート機能は近日中に米国でスタートし、来年初めには米国全土に対象を拡大、シートベルト着用率を高め、安全な環境の確保につながると見込まれている。

「RideCheck」の機能も拡張
 2つ目はUberが2019年に導入した「RideCheck」の機能を拡張強化するというもの。「RideCheck」は、GPSデータとドライバーが保有するスマートフォンのセンサーを利用し、乗車中に突発的に生じた衝突や異常に長い停車を検知する。
 
 機能拡張後の「RideCheck」では、ドライバーがコースを外れて予想外のルートを走行した場合や、最終目的地に到着する前に、予期せず移動行動が終了した場合も検出するようになった。

 システムがこうした異常を検出すると、ドライバーと乗客の両方に「RideCheck」の通知が届き、問題がないか確認が行われる。ユーザーはアプリを通じて問題がないことを知らせたり、緊急ボタンを使って非常事態を知らせたり、UberのSafety Incident Reporting Lineに問題内容を報告するといったことができる。

Uber


音声録音でより安全に
 3つ目は乗車中の音声録音機能だ。音声録音の機能はラテンアメリカ地域では約2年前から提供されている。この提供エリアで好評だったことから、現在ではメキシコやブラジルを含む14カ国で利用可能となっており、今月末には米国内の3都市でも試験運用が開始されるものとなった。

 乗客とドライバーは、地図上の盾のアイコンをタップし、「Record Audio」を選択すると、音声録音を開始させられる。必要に応じてオンオフを切り替えられ、ドライバーはオンライン中、常にこの機能をオンにするといった選択も可能となる。

 ドライバーが音声録音をオンにした場合、乗客は移動開始前にアプリ内でその旨を知らせる通知を受け取ることができるため、勝手に録音されていたといった事態は防止できるとされる。

 音声ファイルは暗号化された上で、乗客とドライバーのデバイスに保存されるため、デフォルトではUber側を含め、誰もその音声を勝手に聞くことはできない。ユーザーがUberへ安全報告書を提出する際、その報告書にファイルとして音声を添付するといったことは可能になる。

 提出された音声ファイルは、訓練を受けたUberの安全担当者が他の関連情報とあわせて復号化し確認、現場で何が起こったのか、今後最善の行動をどうとるべきか判断するとされる。

 このように、いつ音声録音を行うか、どの時点でUberと共有するかといった点はユーザーが完全に管理・選択でき、暗号化の仕組みも導入しているため、プライバシーは適切に保護されるという。

 先行して機能が展開されているラテンアメリカでは、この機能がUberでの移動体験をより安全かつ快適な交流を可能にしてくれる、利用しやすくなったとして好評を得ているそうだ。リオデジャネイロで実施された調査では、乗客とドライバーの約70%が、この機能によりUberの利用がより安全になったと回答したとの結果も報告されている。

 Uberでは、今後もサービス体験を向上させるべく、ユーザーが利用可能な安全リソースを増やしていきたいとした。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Uber プレスリリース
https://www.uber.com/newsroom/

▼ 会社概要
Uber Technologies, Inc.は、ギグエコノミー最大手企業として知られるテクノロジー企業。シェアリングサービスの人気とともに成長を遂げ、ライドシェアを中核に、「Uber Eats」として日本国内でも浸透したフードデリバリー、宅配便、貨物輸送、電動自転車や電動スクーターのレンタル事業などを世界各地で展開している。

社名:Uber Technologies, Inc.
CEO:Dara Khosrowshahi
所在地:米国カリフォルニア州サンフランシスコ

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