▼ニュースのポイント
①白井グループは凸版印が受託した「家庭用紙おむつの効果的回収と完結型リサイクル事業」に参加することを発表した。
②同社は町田市と八王子市で、紙おむつリサイクルの低炭素型回収コースを、AI配車システムを使って最適化する。
③紙おむつだけを回収するための最短ルートをAI配車システムで計算し、2つの市をまたぐ広域回収のシミュレーションも行う見通し。
今年度の東京都モデル事業に参加
11月18日、白井グループは凸版印が受託した「家庭用紙おむつの効果的回収と完結型リサイクル事業」に参加することを発表した。
この事業は今年度の東京都モデル事業である「使用済み紙おむつのリサイクル推進に向けた実証事業」のひとつ。
同社は町田市と八王子市で、紙おむつリサイクルの低炭素型回収コースを、AI配車システムを使って最適化する。
広域回収のシミュレーションも実施
全国の自治体では、リサイクルを推し進めるため、廃棄物を種類ごとに分けて分別排出する取り組みを行っているところが多い。
リサイクルの実効性を高める方法は2種類。
ごみの種類ごとに車両を配車する方法と、一括回収した後に種類ごとに分別する方法だ。
ごみの種類ごとに配車する方法では、最も経済的なコースで回ることによって、追加車両の手配やルートの重複を防ぐことができる。
また、このようなルートで回ることによって、二酸化炭素排出量の削減も可能になる。
家庭で出た使用済み紙おむつは、これまで可燃ごみとして回収されてきた。
しかし、同事業では使用済み紙おむつを可燃ごみとは別の車両で収集し、プラスチックとパルプに分けて再生原料へリサイクルする。
同社は町田市と八王子市において、紙おむつだけを回収するための最短ルートを、既に実用中のAI配車システムで計算する。
この計算結果を参考に、2つの市をまたぐ広域回収のシミュレーションを行う見通しだ。
(画像はプレスリリースより)
白井グループ プレスリリース(PR TIMES)
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白井グループ各社の管理から運営、営業、企画などを手掛けている。
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