▼ ニュースのポイント
①住信SBIネット銀行が自然言語処理の自社内製化AIを年内に運用する。
②今回のAIは、先端AIモデルと同社構築のAIモデルを組み合わせた統合AI。
③このAIにより、まずは年内に、問い合わせ内容に対するレコメンド機能を導入する。
問い合わせ内容と回答の組み合わせをレコメンド表示
住信SBIネット銀行は11月12日、自然言語処理の先端技術を用いて構築した自社内製化AIを年内に運用すると発表した。
年内運用の第1弾として、WEB上での問い合わせに対する回答をより迅速に行えるよう、レコメンド機能の導入を予定している。
このレコメンド機能では、WEB上で問い合わせが入力されると、その問い合わせ内容と回答との組み合わせに最も近いFAQの候補を、画面上にレコメンド表示することができる。
先端AIモデルと自社構築AIモデルを組み合わせた統合AI
今回のAI技術は、Google社が開発した自然言語処理の先端AIモデルBERTを改良し、かつ、同社が構築した別のAIモデルを組み合わせた統合AIで構成されている。
同AIの全体の構成に関しては、自然言語処理学分野の第一人者、東北大学 乾健太郎教授の技術指導を受け、詳細設計については、同大学の清野舜氏の監修により高度化したという。
同社では、この統合AIに、これまでの客からの問い合わせ内容を学習させ、さらに精度を向上させている。今後は、客からの問い合わせに自動回答するAI技術も開発する予定としている。
(住信SBIネット銀行ホームページより)
住信SBIネット銀行プレスリリース
https://www.netbk.co.jp/▼ 会社概要
住信SBIネット銀行は、インターネット専業の銀行。出資会社は三井住友信託銀行とSBIホールディングス。
社名:住信SBIネット銀行 株式会社
代表取締役:円山 法昭
所在地:東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー18階