▼ニュースのポイント
①エイシングは「MSAT++」を開発したことを発表した。
②MSAT++は新たな異常検知アルゴリズムとして開発。
③CBMの導入に関する課題を解決すべく、MSAT++は誕生した。
新たな異常検知アルゴリズムとして開発
11月16日、エイシングは「MSAT++」を開発したことを発表した。
同社はエッジAIアルゴリズムの開発から提供までを手掛ける企業であり、MSAT++は新たな異常検知アルゴリズムとして開発された。
現在、日本国内ではDX化が推進されており、異常検知にも熱い視線が注がれている。
製造業の工場では、効率的なメンテナンスや生産性アップを目的に、機器の状態を常時監視し、メンテナンスの時期を決めるためのシステム「CBM」の導入するケースが増加。
機器にはセンサが付けられており、そのセンサの値から機器に異常がないかCBMが判定する。
CBM導入までの課題をクリア
CBMの導入を検討する企業はたくさん存在するが、導入までにクリアしなければならない課題も存在している。
まず、機器からデータを収集し分析するまでのシステムが複雑であること。
次に、トラブルが発生しないと異常データを検出することができないため、異常検知モデルを構築することが難しいこと。
最後に、搭載先の環境や個体に合わせてさまざまな異常検知モデルを構築しておかなければならないことだ。
これらの課題を解決すべく、MSAT++は誕生した。
MSAT++はかなり軽量設計になっており、容易にセンサへ搭載することが可能。簡単なシステム構成をすることができる。
異常データがなくてもモデルを構築可能で、運用しながら学習し、賢く育てることが可能なシステムである。
搭載された機器や運用環境なども学習し、環境や個体差の問題もクリア可能だ。
(画像はプレスリリースより)
エイシング プレスリリース
https://aising.jp/news/11269/▼会社概要
AIベンチャー企業。
自社独自のAIアルゴリズム「DBT」を開発し、スタートアップアワードを数多く受賞している。
会社名:株式会社エイシング
代表:出澤 純一
所在地:東京都港区赤坂6丁目19番45号 赤坂メルクビル1F