▼ ニュースのポイント
①三井住友海上火災とアーバンエックステクノロジーズが、自治体などに道路メンテナンス支援サービスを販売する。
②自治体の道路点検・管理業務は、コストや担当者不足が課題。
③今回のサービスは、ドライブレコーダーのデータとAI技術を活用したもので、道路点検・管理業務の高度化・効率化が可能となる。
ドライブレコーダーの映像とAIを活用
三井住友海上火災とアーバンエックステクノロジーズは10月27日、自治体や道路修繕事業者向けに、道路などのメンテナンス支援サービス「ドラレコ・ロードマネージャー」を12月から販売すると発表した。
自治体の道路点検・管理業務では、高額な専用点検車両や専門職員による目視が必要で、コストや担当者不足が課題となっている。
そこで両社は、三井住友海上火災の自動車保険に付帯するドライブレコーダーの映像データと、アーバンエックスのAI画像分析技術を活用した今回のサービスを開発した。
損傷箇所をAIが地図上に可視化 クラウドで一元管理
今回のサービスでは、物流事業者などの車両に設置されたドライブレコーダーから自動収集した路面状態のデータをAIが分析し、道路損傷箇所を地図上に可視化する。
修繕の要否は、損傷ごとにクラウドで一元管理でき、修繕事業者との連携やレポート出力も可能なため、道路点検・管理業務を高度化し、効率化することができる。
両社は昨年から、同サービスを活用した実証実験を12の自治体で実施。実験では損傷箇所の検知精度が高く評価されたため、同サービスを販売することとしたとしている。
(画像はプレスリリースより)
三井住友海上火災・アーバンエックステクノロジーズ ニュースリリース
https://www.ms-ins.com/news/fy2021/pdf/1027_1.pdf▼ 会社概要
三井住友海上火災はMS&ADインシュアランスグループの企業で、主に損害保険業を行っている。
社名:三井住友海上火災保険株式会社
代表取締役:舩曵 真一郎
所在地:東京都千代田区神田駿河台3-9
▼ 会社概要
アーバンエックステクノロジーズは、道路点検AIシステムの開発を行っている。
社名:アーバンエックステクノロジーズ
代表取締役:前田紘弥
所在地:東京都目黒区駒場4-6-1 駒場地区キャンパス 連携研究棟512