▼ ニュースのポイント
①コニカミノルタがAIで医師の診断をサポートする胸部X線画像診断支援ソフトウェアを発売。
②同ソフトウェアではAIが胸部X線画像を解析し、結節影・湿潤影の見落としを防ぐ。
③同ソフトウェアは、同社の画像処理と併用でき、他社製の医用画像管理システムとも画像処理ゲートウェイを介して接続可能。
結節影・湿潤影の見落とし防止
コニカミノルタは11月4日、AIで医師の診断をサポートする胸部X線画像診断支援ソフトウェア「CXR finding-i」を発売した。
同ソフトウェアのAIは、事前に専門医のスキルを学習している。このAIが胸部X線画像を解析し、病変候補の位置をシンプルな白い円形マークで表示する。これにより、肺がんが疑われる結節影や、肺炎・結核などの所見とされる湿潤影の見落としを防いで医師の診断を支援する。
健康診断のように限られた時間内で大量の診断をしなければならないようなケースでは、ワークフローの改善にもつながる。
汎用性が高く多くの医療現場で使用可能
同ソフトウェアは、画像処理ゲートウェイ「Senciafinder(センシアファインダー)」にインストールして使用する。
同社の画像処理「Bone Suppression処理(胸部骨減弱処理)」や「Temporal Subtraction処理(胸部経時差分処理)」との併用も可能なため、画像処理を即座に行うことができる。
また画像処理ゲートウェイを介して他社製の医用画像管理システムと接続することもできるため、汎用性が高く、多くの医療現場の医師をサポートできる。
(画像はプレスリリースより)
コニカミノルタ ニュースリリース
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/▼ 会社概要
コニカミノルタは、複合機やデジタル印刷システム、ヘルスケア分野における画像診断システムの開発・製造販売などを行っている。
社名:コニカミノルタ株式会社
代表取締役:山名昌衛
所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー