▼ ニュースのポイント
① 導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap JXシリーズ」を製品化
② 電源回路の信頼性の向上などに寄与し、高温長寿命・高い耐湿性を実現
③ 高容量電極箔の採用などにより9mΩ/100kHzという低ESRを実現
サーバーなどの電源回路の信頼性向上などに寄与
パナソニック インダストリーが、導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap JXシリーズ」を製品化したと、11月4日に発表している。
「SP-Cap JXシリーズ」は、5Gなど高度化する通信基地局やデーター通信量が増加するサーバーなど、電源回路の信頼性の向上などに寄与するもので、高温長寿命・高い耐湿性を実現。高温環境下において導電性高分子アルミ電解コンデンサ「HXシリーズ」と比べ、3倍の長寿命(125度 3000時間保証)と、高温・高湿度下での高い耐久性(85℃・85% 1000時間保証)を備えている。
高容量電極箔の採用などで低ESRを実現
「SP-Cap JXシリーズ」に、はパナソニック インダストリーの独自技術によるコンデンサ内部素子の低抵抗化と、高容量電極箔が採用されたことにより、9mΩ/100kHzという低ESRを実現。耐久後のESR規格を初期規格値の2倍以内に規定した。
また、MLCC(積層セラミックコンデンサ)と同等の実効静電容量で員数を削減したほか、複数のMLCCをSP-Capに置き換えることで省スペース化や、機器の小型化も可能にした。さらに使用部材の削減による環境負荷の低減にも寄与している。
(画像はプレスリリースより)
パナソニック プレスリリース
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