▼ニュースのポイント
①オリックスは自社グループ各社と東京大学大学院工学系研究科が共同実証実験をスタート。
②この実証実験は再生可能エネルギーの地産地消に向けたものであり、福島県の会津若松市にて実施する。
③AI技術とトラッキングシステムを活用し、施設における電力需要と地域内で生成する再生可能エネルギーからの発電量の需給予測モデルを開発する。
共同実証実験をスタート
10月13日、オリックスは自社グループ各社と東京大学大学院工学系研究科が共同実証実験をスタートすることを発表した。
この実証実験は再生可能エネルギーの地産地消に向けたものであり、福島県の会津若松市にて実施される。
これまでの知見やノウハウを活用
オリックスと東京大学は、かねてより電力の供給から消費までの履歴を明らかにするトラッキングシステムの研究を行ってきた。
今回の実証実験ではAI技術とトラッキングシステムを活用し、施設における電力需要と地域内で生成する再生可能エネルギーからの発電量の需給予測モデルを開発。
オリックスグループが所有する「会津・東山温泉 御宿 東鳳」にて、AIが使用電力実績の変遷を分析し、気象条件や旅館の稼働率による電力需要を予測するのである。
それだけでなく、自然条件で発電量が変化する風力発電や太陽光発電施設での発電データを取得し、供給量を予測。電力の需要側と供給側の直接取り引きやマッチングの検証も実施する。
この実証実験では、東京大学のトラッキングシステム研究に関する知識、オリックスグループのIoTソリューション技術、再生可能エネルギー発電所に関するノウハウなどを活用。
電力需要のニーズに合わせて再生可能エネルギーを使った電力供給サービスの実現を目標に据えている。
(画像はプレスリリースより)
オリックス プレスリリース
https://www.orix.co.jp/▼会社概要
法人金融事業や銀行事業、事業投資・コンセッション事業、生命保険事業、自動車関連事業、不動産関連事業、産業/ICT機器事業など幅広い分野で活躍している企業。
会社名:オリックス株式会社
取締役 兼 代表執行役社長・グループCEO:井上 亮
東京本社所在地:東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界貿易センタービル南館