▼ ニュースのポイント
①ソフトバンクが2022年4月から高等学校向けにAIの教育プログラムを提供開始する。
②国内ではAI活用人材が不足しているため高校生を人材として育成する。
③同教育プログラムは高校の情報科目に対応したもので、AIの基礎や仕組みを実践的に学ぶことができる。
「情報」科目に対応したコースで若手人材を育成
ソフトバンクは2022年4月から、高校生を対象とするAI活用人材育成教育プログラム「AIチャレンジ」の提供を開始する。国内ではAIを活用できる人材が不足していることから、高校生に教育プログラムを提供し、若手人材の育成に乗り出す。
高等学校では2022年からプログラミング教育が必修化され、高等学校情報科「情報I」「情報II」が導入される。
今回の教育プログラムはこれに併せたもので、高等学校の授業で採用できるよう「AI活用リテラシーコース」と「AI活用実践コース」を用意。実践的にAIの基礎や仕組みを学ぶことができるようにした。
教員向けサポートも充実し、研修動画の提供や専用問い合わせ窓口での相談受付も行う。また、有償オプションとして、ソフトバンクスタッフがオンライン上で教員の授業を支援する「オンライン授業サポート」も用意しているという。
「AI活用リテラシーコース」の概要
「AI活用リテラシーコース」は「情報I」の科目に対応したもので、同社グループ企業での実例を基にAIの基礎を学習した後、学習者自らがAIを用いた課題解決法を考えるという内容。
学習者が考えた課題解決法に対し、同社グループ企業の実務者が実践的なアドバイスと講評も行う。同コースの費用は1校当たり年間13万2,000円(税込み)。
「AI活用実践コース」の概要
「AI活用実践コース」は「情報II」の科目に対応し、生徒が作成したAIモデルを実際にウェブサービスなどに組み込み、身の回りの課題を解決するという内容。
教材には、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する予測分析ツールや、「識別系」「予測系」「会話系」の複数の最先端AI構築環境を使用する。同コースの費用は1校当たり年間29万7,000円(税込み)。
(画像はプレスリリースより)
ソフトバンク ニュースリリース
https://www.softbank.jp/20211020_02/▼ 会社概要
ソフトバンクは、移動通信サービスの提供や携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供などを行っている。
社名:ソフトバンク株式会社
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