▼ニュースのポイント
①SCENTMATICは自社が開発した「KAORIUM for Sake」を、今月1日から居酒屋「京都酒蔵館」に導入した。
②KAORIUM for Sakeはソムリエでも表現することが難しいと言われている日本酒の風味を、言葉で表すことができるAIシステム。
③このシステムを活用することで、甘口や辛口という表現だけでは表しきることができなかった日本酒の個性を表現することができる。
関西導入店第1号は京都酒蔵館
10月11日、SCENTMATICは自社が開発した「KAORIUM for Sake」を、今月1日から居酒屋「京都酒蔵館」に導入したと発表した。
同社は嗅覚をデジタライゼーションすることで、これまでに顧客体験を提供する企業。
そんな同社が開発した「KAORIUM」はさまざまな香りを言葉に変換することができる。また同時に、言葉から香りを選出することが可能なシステムだ。
自分の好みに沿った日本酒を選びやすくなる
KAORIUM for Sakeはソムリエでも表現することが難しいと言われている日本酒の風味を、言葉で表すことができるAIシステム。
インターネット上に存在する膨大な言語表現と香りの感じ方を学習したKAORIUMに、酒ソムリエである赤星慶太氏の感性、1万以上のユーザーデータ、日本酒の風味情報などを組み合わせてKAORIUM for Sakeは生まれた。
このシステムを活用することで、甘口や辛口という表現だけでは表しきることができなかった日本酒の個性を表現することができる。
香りに関する膨大な言葉を学習したAIに赤星氏の感性を融合させることで、日本酒の風味を可視化することに成功した。
香りや味の印象を表現した言葉を見ることで、自分の好みに沿った日本酒を選びやすくなるのではないかと期待が寄せられている。
京都酒蔵館はKAORIUM for Sakeの関西初導入店である。
(画像はプレスリリースより)
SCENTMATIC プレスリリース
https://scentmatic.co.jp/news/20211011/▼会社概要
香り体験の企画から開発までを手掛ける企業。
会社名:SCENTMATIC株式会社
代表:栗栖 俊治
所在地:東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 6階