▼ ニュースのポイント
① 「令和3年度 課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」に実証事業企画を提案
② 自動運転車両に搭載したカメラから、高精細な映像を監視センターへリアルタイムに伝送
③ パナソニック システムソリューションズ ジャパンが、ローカル5Gネットワーク環境構築
課題解決型ローカル5Gなどの実現に向けた開発実証
パナソニック システムソリューションズ ジャパンが、長大や奈良県三郷町、アイサンテクノロジー、損害保険ジャパンらとともに、総務省の「令和3年度 課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」に実証事業企画を提案し、それが採択されたと9月21日に発表した。
同実証は、坂道が多く移動手段として公共交通機関の確保が不可欠な三郷町で行われる予定。同町はベッドタウンとして発展した町で、昼間に人通りが少なく、さらに人口減少も重なると、地域の見守り維持が困難となるほか、公共交通機関のドライバー不足にもなると予想されている。
そこでこういった課題を解決するため、ローカル5Gを活用して、移動体(自動運転車両)に搭載したカメラから、高精細な映像を監視センターへリアルタイムに伝送。AI画像センシング技術・顔認証技術で解析することで、高齢者や児童の見守りの高度化を図っていく。
AI画像センシングで不審者検知や不審者車両検知などを
見守りの内容としては、顔認証による高齢者の徘徊検知(認知症)や、子どもの連れ去り、AI画像センシングにより不審者のうろつき検知や、不審車両ナンバー検知などが挙げられており、「三郷町行方不明高齢者創作ネットワークシステム」の顔データを基に人物などを監視する。
何らかの問題などがある場合には、監視センターにあるAI解析サーバーから警察などに対応指示をだす流れとなる予定。パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、ローカル5Gネットワーク環境構築を行い、技術実証・ローカル5G活用モデルの調査検討統括、AI画像センシング技術・顔認証技術のシステム供給をしていく。
(画像はプレスリリースより)
パナソニック プレスリリース
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