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大日本印刷がMantra社とマンガのAI翻訳システムを共同開発 翻訳が難しいジャンルの翻訳作業も30%削減

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大日本印刷がMantra社とマンガのAI翻訳システムを共同開発 翻訳が難しいジャンルの翻訳作業も30%削減

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▼ ニュースのポイント
①大日本印刷とMantra社が、マンガを多言語で制作するシステムに搭載するAI翻訳エンジン共同開発した。
②マンガ翻訳はこれまで、AIで行うことが難しく、グローバル展開するための足かせとなっていた。
③今回開発されたAI翻訳エンジンにより、翻訳が難しいジャンルの翻訳作業時間も30%以上削減できた。

日本マンガのグローバル展開を強化
 大日本印刷は9月8日、AI翻訳サービスを展開するMantraと、マンガのAI翻訳システムを共同開発したと発表した。同社は、2021年度中に同システムの実用化を目指すとしている。

大日本印刷


 マンガを楽しむ読者が世界中で増加する中、日本のマンガを多言語化してグローバル展開するための制作や流通体制なども整備されつつある。

 だがマンガ翻訳は、話し言葉が多いうえに吹き出しごとに文章が途切れるためAIを用いることが難しく、これまでは全て翻訳者の手作業に頼っていた。このため、コストや負荷が大きいという課題があった。

マンガ翻訳をAIがサポート
 そこで両社は、マンガを多言語で制作する大日本印刷のシステム「DNPマンガオンラインエディトリアルシステム MOES(モエス)」に搭載するAI翻訳エンジンを共同開発した。

 同システムは、翻訳版のマンガ制作に必要な翻訳にかかる作業と進捗管理などを時差のある環境間で行うことができるクラウドシステムで、2016年から活用されている。

 これまで同システムでの翻訳作業は翻訳者の手作業で行われていたが、今回開発されたAIにより、自動翻訳された文章の確認や修正を行うという運用が可能となった。これにより、翻訳が難しいジャンルであっても翻訳の作業時間を30%以上削減できたという。

 なお同社では、自動翻訳後もネイティブチェッカーによる校正で翻訳精度を保っているとしている。

(画像は大日本印刷ホームページより)


外部リンク

大日本印刷 ニュースリリース
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10161408_1587.html


▼ 会社概要
大日本印刷は、出版イノベーション事業、情報イノベーション事業、高機能マテリアル事業など、印刷を超える事業を広く展開している。

社名:大日本印刷株式会社
代表取締役:北島 義斉
所在地:東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号


▼ 会社概要
Mantraは、出版社や配信サービス事業者向けに「マンガ専用多言語翻訳エンジン」を提供している。

社名:Mantra株式会社
代表取締役:石渡祥之佑
所在地:東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F 荒井倶楽部内


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