▼ニュースのポイント
①鈴与が「仕訳支援クラウド」の提供をスタート。
②同システムはアライズイノベーションの「AI-OCR」と、同社独自の「仕訳システム」を結び付けたソリューションだ。
③このソリューションを活用すると、請求書支払い処理プロセスで、これまでは担当者が自分の目で判断していた業務を自動化することができる。
「仕訳支援クラウド」の提供開始
9月8日、鈴与は「仕訳支援クラウド」の提供を始めた。
このシステムは、アライズイノベーションが提供するAIが画像の文字を認識してデータ化する「AI-OCR」と、同社が独自に開発した「仕訳システム」を結び付けたDXソリューション。
同ソリューションを活用すると、請求書支払い処理プロセスで、これまでは担当者が自分の目で判断していた業務を自動化することができる。
ユーザーの声に応えて
仕訳支援クラウドはユーザーの「請求書支払い処理業務を効率化したい」という声に応えて誕生したサービスだ。
多くの企業において請求書支払い処理業務は、受け取った請求書から自社会計システムに登録済みの勘定科目コードや取引先コードを確認し入力する作業が必要になるケースが多く、時間がかかる業務の代表格であった。
取引先ごとに処理方法が異なるケースが多いことから業務が属人化しやすく、担当が変更する際に作業品質や効率の維持が難しいという課題も存在している。
これらの問題を解決すべく、さまざまな企業がRPAやOCRを活用して効率化を目指しているのだが、請求書明細単位でデータ取得することが難しく、担当者が目で確認する工程を自動化することができなかった。
仕訳支援クラウドは、PDF化した請求書をシステムに読み込ませると、取引先コードや勘定科目、税区分、摘要などのデータを自動的に変換する。
経理担当者が入力作業を行う必要がなくなり、内容確認だけ行えばいいため、業務の省力化につながると期待が寄せられている。
(画像はプレスリリースより)
鈴与 プレスリリース
https://www.suzuyo.co.jp/▼会社概要
港湾運送事業や海上運送事業、自動車運送事業などの物流事業や、製造業、倉庫業など幅広い分野で活躍する企業。
情報処理事業、廃棄機密文書の回収や機密消滅業務なども行っている。
会社名:鈴与株式会社
代表取締役会長:鈴木与平
所在地:静岡県静岡市清水区入船町11-1