▼ ニュースのポイント
①コニカミノルタジャパンが小売店の業務効率化・高度化に向けAIデータ需要予測クラウドサービスを発売。
②同サービスは、専門スキル不要で、自動で「在庫予測」「販売予測」「来場者予測」などができる。
③AIで自動化することで、人件費の削減や経営の効率化が可能となり、人材を創造的な業務にシフトさせることができる。
中小小売業のAI導入を支援 専門スキル不要
コニカミノルタジャパンは8月19日、小売店の在庫管理、発注業務、販促業務の効率化や高度化を実現するAIデータ需要予測クラウドサービス「AIsee(アイシー)」を発売すると発表した。
中小企業では、大企業に比べてAIによる予測が進んでいないが、経済産業省の試算によると、中小企業がAIを導入することで、2025年までに11兆円の経済効果が推定されるという。
そこで同社では、専門スキルを必要とせず、自社データを蓄積するだけで予測モデルを自動的に構築できる今回の「AIsee」を開発し、現在、無料トライアルの申し込みを受け付けている。
AIで自動化し、人材は創造的な業務にシフト
「AIsee」は、機械学習の技術を用いたもので、POSによる購買データ・顧客データ、商品データ、販促イベント、気象データなどから、「在庫予測」「販売予測」「来場者予測」などを行う。
これにより、これまで担当者が経験や勘などに頼って行っていた将来予測をAIで自動化し、自動化することで、人間にしかできない創造的な業務を行う環境を創出する。
また、「在庫予測」と「販売予測」を組み合わせることで、高度な仕入れ判断ができ、在庫ロスも削減できる。「来場者予測」を用いることで、人件費の削減も可能となる。
さらに、複数店舗の在庫を把握することにより、店舗間の商品振替などで在庫回転率を上げ、経営の効率化を図ることもできる。
(画像はプレスリリースより)
コニカミノルタジャパン ニュースリリース
https://www.konicaminolta.jp/210819.html▼ 会社概要
コニカミノルタジャパンはコニカミノルタのグループ会社。複合機、プリンター、ヘルスケア用機器などの販売、ソリューションサービスなどを行っている。
社名:コニカミノルタジャパン株式会社
代表取締役:大須賀 健
所在地:東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング 26F